[公開練習]2025.10.17
田中恒成がルイス・ネリの強さを体感!
元世界2階級制覇王者でWBO(世界ボクシング機構)フェザー級1位のルイス・ネリ(30=メキシコ)が17日、都内のジムで練習を公開した。
10月26日(日)、キルギス・ビシュケク・アリーナで行われる「SAIKOU×LUSH vol.3」フェザー級10回戦で、WBCアジア同級王者サタポーン・サアット(22=タイ)と対戦する。試合の模様はABEMAで無料ライブ配信される。
軽く汗を流す程度のメニューだったが、そのミットを持ったのは、試合当日に解説を務める元世界4階級制覇王者の田中恒成氏だった。1ラウンド弱の短い時間ながら、ネリはリズミカルにコンパクトなコンビネーションを披露。全力ではないはずの打撃にも、ずっしりと響く"芯のある力"があった。
田中氏は囲み取材で「軽く動いたので何とも言えないが」と前置きしつつも、「左を打てばすぐ右、左右交互に流れるように強いコンビネーションを打てる。立ち振る舞いや目の強さ、度胸がある。どこで戦っても本来の力を出せる選手なんだなと思った」と印象を語った。
ネリは、前日16日午後5時に来日し、20日まで日本で最終調整を行い、21日にキルギスへ出発予定。ティファナでの調整を終えたネリは、「体重も問題ないし、完璧に仕上がった」と、仕上がりに自信を見せた。
続けて「相手はバランスの良い選手だが平均的。ダラダラとやるより最初からガツンと攻めたい。1〜3ラウンドで倒す」と語り、リミットまで残り約1.8kgと、体はすでに引き締まっていた。
次戦はフェザー級での試合となるが、「スーパーバンタム級でもいいし、チャンスがある階級でやりたい」、階級にこだわらない姿勢を見せた。
「階級にはこだわらない」
今後のターゲットを問われると、ネリは世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(32=大橋)、世界3階級制覇王者の中谷潤人(27=M.T)、そしてWBAフェザー級王者のニック・ボール(28=英国)の名を挙げた。
特に中谷を強く意識しており、「偉大な選手で注目している。井上と中谷が戦ったら中谷が勝つと思う。しかし、私は中谷に勝つ自信がある」と豪語した。
ネリは「初めて世界チャンピオンになってから8年が経つが、考え方が変わった。規律を大事にするようになった」と語り、精神的な成長を強調した。
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