ボクシングクラブがマレーシアに海外初進出!

■今岡武雄代表コメント

　マレーシアにボクシングジムを作ろうと思ったのは、7年前の家族旅行がきっかけでした。そのとき、「この国にもボクシングジムはあるのだろうか」とふと気になり調べてみたところ、マーシャルアーツやMMA、ムエタイといった格闘技ジムはいくつかありましたが、“ボクシング専門ジム”はほとんど存在していませんでした。

　そんな中、2018年にクアラルンプールで開催されたマニー・パッキャオ対マティセの試合が約1万6千人の観客を集めたと知り、「マレーシアにもボクシングの潜在的な人気がある」と強く感じました。

　さらに、マレーシアは一年を通して温暖で過ごしやすく、治安も良い。地震や台風といった自然災害もほとんどなく、人々は穏やかで親切です。また、シンガポールに次ぐ勢いで経済成長を遂げる国でもあります。私はこの国の魅力に強く惹かれ、「いつかここでボクシングジムを開きたい」と心に決めました。

　オープンまでの道のりには数々の苦労もありましたが、現地の方々、そして日本から同行した太田涼介、九十九澤新の二人、さらに7名のマレーシア人スタッフの支えによって、2025年10月10日、ついにジムをオープンすることができました。

　ジムがあるのは、クアラルンプール中心部のオフィス街。周りはところ狭しとビルが立ち並ぶ中にあり、都会の真ん中で本格的なボクシングが楽しめる空間です。

　オープン当日は約50名の方が見学や体験に訪れ、そのうち15名が入会。

　これは、私が22年間ジムを経営してきた中で過去最高の記録でした。これからも「ボクシングの楽しさ」に「日本のおもてなしの心」を添えて、マレーシアの皆さまに最高の体験を届けていきたいと思います。

　お近くにお越しの際は、ぜひお気軽にお立ち寄りください。