[試合後談話]2025.9.18
佐々木革vs谷口裕紀! 兄の背中を追う二人が新人王決勝を懸けて激闘

東日本新人王準決勝が18日、後楽園ホールで開催され、全10試合で熱戦が展開された。ミドル級4回戦では、佐々木革(20=八王子中屋)と谷口裕紀(29=ワタナベ)が激突。いずれもチャンピオンを兄に持つ注目の一戦となった。
佐々木は、前OPBF東洋太平洋&WBO-APウェルター級王者・佐々木尽(24)の弟。一方の谷口は、元WBO世界ミニマム級王者・谷口将隆(31)の弟。兄たちの輝かしい実績を背に、次世代を担う二人が決勝進出を懸けて拳を交えた。
決勝戦は、11月3日(月・祝)に同会場で行われる。
試合は、序盤から佐々木が主導権を握った。ジャブで組み立て、右フックを狙う谷口の出鼻を挫くと、2回には左フックでバランスを崩して優勢を印象づけた。3〜4回も左を軸に試合をコントロールし、判定勝利でデビューから無傷の5連勝を飾った。
試合後、取材に応じた佐々木は「ジャブで戦えたが、相手のパンチが強かったので、安全策を取ってしまった。本当は、もっと打ち合って倒したかった」と反省しつつも、「弟対決というだけで注目されている。今後は、(佐々木尽の弟としてではなく)自分自身が注目される存在になりたい。決勝戦が本当の勝負」と意気込んだ。
リングサイドで見守った兄・佐々木尽も、「革らしい戦いだった。フィジカルが強い相手に技術で勝ったのは評価できるが、新人王戦は倒してなんぼ。倒さないと世界には行けない」と、厳しくも愛ある言葉を送った。
一方、敗れた谷口は「もっと打ち合いになると思ったが、相手に隙がなかった。キャリアの差を感じた。もっと練習して、いつかやり返したい」と雪辱を誓った。
兄・谷口将隆も「打ち合いを想定していたが、相手の方が引き出しもキャリアも上だった。この悔しさを糧にしてほしい」と弟の奮起に期待を寄せた。
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