いよいよ対決! ノーマンに佐々木尽が挑む!

　昨日の会見後と同様に、この日も計量後に行われた長いフェイスオフで、気持ちを高めあった両者だった。リミットの66.6kgで計量をクリアしたノーマンは、フェイスオフに関しての質問には、ニヤッとしただけだが、「Let’s fight!」と、試合に集中し、「明日はセレブレイトすることになる!」と、堂々の勝利宣言をして、会場を後にした。

　チャンピオンと同じく、66.6kgで計量を終えた佐々木は、「歴史を変えましょう」と、ウェルター級史上、日本人初の世界チャンピオン誕生を約束。「生物的に俺の方が強いなと思った」と、フェイスオフで対峙した印象を述べた。

　減量に関しては、「この2ヶ月間試合をする体重をキープして、減量も2週間かけてゆっくりやったので、今までで一番楽でした」と、世界初挑戦を逆算して、準備を進めてきたことを明かした。

　リカバリー食もしっかりと計算されている。昼は栄養士のアドバイスで作った母・広香さん特製のお粥(鮭、かぶ、人参、塩昆布)。夜は主に鮭を摂取する。

　計量後には、ルールミーティングが行われ、ノーマンはグラント製の白色と赤色(親指部分)、佐々木はウイニング製の赤色と白色(親指部分)のグローブが使用されることが確認された。

　ウェルター級のグローブは、国内では10オンスが使用されているが、今回は8オンスで行われる。

■検診結果

■ブライアン・ノーマンJr(24=米国)

血圧:   124/83 mm/Hg

脈拍:   69 /min

体温:   35.8 ℃

 

■佐々木尽(23=八王子中屋)

血圧:    135/88mm/Hg

脈拍:  84  /min

体温:  36.1  ℃

■オフィシャル

■レフェリー

・グスタボ・トーマス(アルゼンチン)

■ジャッジ

・ロビン・テイラー(米国)

・リチャード・ブロアン(カナダ)

・飯田徹也(日本)

■立会人

・ヘスアン・レティシア(アルゼンチン)