[前日計量]2025.6.14
中嶋一輝vs大嶋剣心! KO決着の予感!
OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチの前日計量が14日、大阪市内の関西JBC事務局で行われ、王者の中嶋一輝(32=大橋)と同級15位の大嶋剣心(29=一力)が静かに火花を散らした。
試合は明日(15日)、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催される「Lemino BOXING フェニックスバトル137」のメインイベントで行われ、Leminoでライブ配信される。
先に秤に乗った中嶋は、スーパーバンタム級リミットを300g下回る55.0sでクリアした。計量開始時間(13時)より1時間前に到着した中嶋は、スマートフォンでゲームや動画を見たりして、挑戦者が来るのをジッと待っていた。
奈良県出身の中嶋だが、プロボクサーになってから関西で試合をするのは初めてのこと。「関西なのでより気合いが入る」と話し、「相手を見ても何も感じない。いつも通りに戦って、ぶっ倒すだけ」と、静かに闘志を燃やした。
中嶋は、昨年2月に王座奪還に成功すると、同年8月に和氣慎吾(FLARE山上→引退)、12月に辰吉寿以輝(28=大阪帝拳)にKO勝ちし防衛に成功。2024年は完全復活を印象付けた。持ち前の強打を爆発させて、関西を盛り上がるつもりだ。
最初の計量で100gオーバーした大嶋だが、トイレに行きリミットの55.3sでパスした。計量会場に到着後、汗をたっぷりとかいており、コンディションは問題なさそうだ。
取材に応じた大嶋は、「体調はこれまでで一番いい。体重を落とすための減量ではなく、勝つための減量をしてきた。中嶋選手を見て、覇気がないのを感じた。自分の勢いを明日ぶつけたい」とニヤリとした。
対サウスポーは、5戦全勝と抜群の相性の良さを見せている。「自分のスタイルは、まだ世間に知られていない。常識を壊したボクシングを見せる。勝っても負けても、KO決着でしょう。中嶋選手は自分が好きなタイプのボクサー。リスペクトを持って、ベルトと世界ランキングを奪いに行く。明日になれば、すべてがわかる」と、3度目のタイトル挑戦に気持ちを高めた。
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