[試合後談話]2025.6.10
伊吹遼平とニューヨーク出身ボクサーが激突!

東日本新人王ミドル級準々決勝で、俳優・伊吹吾郎の孫、伊吹遼平(29=三迫)とプロデビュー戦を迎えたニューヨーク出身のジュディ・クレッグ(29=リングサイド)が10日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」で対戦した。
重量級の迫力が緊張感を膨らませた、伊吹とクレッグの対決。身長189cmのクレッグは、この日がデビュー戦だったが、テンポよくジャブを突いてリズムを作ると、初回に左右のアッパーで伊吹の顔面を打ち上げた。伊吹も2回にはボディを叩いてペースを掴んだ。最後は頭をつけて削りあった両者だったが、クレッグが東日本新人王予選の準決勝に駒を進めた。
試合後、取材に応じたクレッグは、「今回勝てたことは本当にうれしい。ただ、それと同時に、まだまだ自分を高めないといけないとも感じた。もっとテクニックやフットワークを磨いていきたい」と笑顔を見せながらも、冷静に試合を振り返った。
大学時代はバスケットボールに打ち込み、2020年に地元ニューヨークでボクシングを始めて、アマチュアでは3勝1敗の戦績。日本に来たのは、米軍横田基地への配属がきっかけだったという。「横田に来た時に、リック吉村会長の噂を聞いて、自分の境遇と重なる部分もあり(リック吉村会長も現役時代、米軍基地に勤務)ジムの門を叩きました。家族やジムのファミリーに支えられて、この勝利があり、その気持ちを思い出し涙が出た」と自身の境遇や、サポートしてくれた方々への感謝を口にした。
一方、悔しい敗戦となった伊吹は、「負けは負けで言うことはない。ボディから攻める作戦で、やりたいことは出しきった。正直勝ったと思ったので、どこでポイントを取られたかわからないが、結果は受け入れたい」と、悔しさを滲ませながら採点結果を飲み込んだ。
今後については、「レベルアップは感じている。ただ、今は何とも言えない。一から考えたい」と話した。応援に駆け付けた祖父・伊吹五郎さんの存在に触れられ、「おじいちゃんのおかげで注目してもらっていて、その感謝を勝ち姿で伝えたかった」と目に涙を浮かべながら話し、取材を終えた。
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