[前日計量]2025.5.19
村田昴と小國以載がついに激突!
WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級タイトルマッチの前日計量が19日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、王者の村田昴(28=帝拳)と挑戦者で元IBF(国際ボクシング連盟)同級王者の小國以載(37=角海老宝石)が計量に臨んだ。
スーパーバンタム級注目の一戦は、明日(20日)、後楽園ホールで開催される「TREASURE BOXING PROMOTION 8」のメインイベントで行われ、U-NEXTで独占ライブ配信される。
2度目の防衛戦に臨む村田は、1回目の計量を10gオーバーしたが、再計量でリミットの55.3sでクリアした。囲み取材に応じた村田は、「家の体重計だと大丈夫だったが、(誤差があるので)ダメですね」と苦笑いを浮かべたが、「コンディションはバッチリ仕上がった」とアピールした。
当初は、ノンタイトル戦だったが、小國がWBOアジアパシフィック・ランキングに入ったため、タイトル戦に昇格。それでも「タイトルマッチより小國選手と戦えるのがモチベーション」と元世界王者との対戦に気持ちを高めた。
あらためて小國の印象を聞かれた村田は、「相手の弱点を突くのが上手い」と話すと、「キャリアに飲まれないように戦う。アジアを超えて世界に行くためには内容が求められる」と意気込んだ。
9戦全勝(9KO)とパーフェクトレコードを更新中でKO勝ちに期待が高まる中、「パーフェクトレコードは意識している。力んで大振りにならず、(KOを)狙っていく」と静かに闘志を燃やした。
一方、挑戦者としてリングに上がる小國は、100gアンダーの55.2sで秤を降りた。囲み取材では開口一番、「久しぶりに囲まれますねぇ!」と報道陣を笑わせ、コンディションについて問われても、「いつも通り。長くやっているといいか悪いかわからなくなるんですよ」としれっと答えて小國らしさ全開だった。
4月10日(木)にフィリピンで初回KO勝ちしてからわずか40日後の試合で、休みは日曜日だけ取り、その後はすぐに練習を再開した。「日曜日だけ食べて60〜61sに戻して後は、ずっとOLくらいの食事量」とユーモアに例えた。
2017年9月に岩佐亮佑(セレス)戦以来、約7年8ヶ月ぶりのサウスポー戦。苦手意識もさることながら、「相手が右だと思っていくだけ。勝ったら『右だったでしょ』と言えるし、負けた時の言い訳まで考えていますよ」と、どこまでも小國節を貫いた。
本日で37歳の誕生日を迎えた。角海老宝石ジムの鈴木眞吾前会長からサプライズのケーキが届き、写真撮影でおどけながらも、「勝って最高の誕生日にしますよ〜!」と意気込んだ。
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