[公開練習]2025.5.15
重岡銀次朗! 逆襲の狼煙をあげる!
前IBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級王者の重岡銀次朗(25=ワタナベ)が15日、都内のワタナベジムで公開練習に臨んだ。
重岡は、5月24日(土)、インテックス大阪で開催される「3150×LUSHBOMU vol,6」のセミファイナルで、IBF世界同級王者のペドロ・タドゥラン(28=比)に挑戦、ダイレクトリマッチでの王座返り咲きを目指す。
決戦まであと10日を切る中、重岡は気負いなく充実感に満ち溢れた表情を見せていた。
4月23日(水)に行われた公開練習から一段と体が絞り込まれ、順調に減量を進めているようだった。重岡は、「いつも以上に減量も順調で、動きも少し変わったのを実感している。スピードと安定感が増した。試合をするのがすごく楽しみ」と、リベンジ戦を心待ちにすると、「日本には強い選手がたくさんいるが、自分の小さな体格にしかできないスタイルを見せたい」とアピールした。
コンビを組む町田主計トレーナーは、「予想以上に仕上がっている。銀次朗のポテンシャルを引き出す練習ができた」とコメント。4〜5月にかけて、日本人選手との125ラウンドの実践練習、さらにマスボクシングで感覚を養ってきた。
ビザの問題で、フィリピン人パートーナーの到着が遅れて、本日ようやく来日。重岡は「スパーリングも終盤に差し掛かっているが、少しでも感覚を掴めたら」と語った。
亀田興毅ファウンダーは、「前回、初めて負けたが、銀次朗は今もレベルの高いボクサー。まずは、ここをしっかりとクリアして、(メルビン・ジェルサエム/WBC王者=比)との王座統一戦をして、兄(※重岡優大はジェルサエムとの再戦に臨んだが、判定負け)の敵打ちをしてほしい」と語った。
重岡は「ジェルサエムとの試合は先の話。まずはここを勝つこと」と意気込んだ。
会見後には、シャドーボクシングとサンドバッグ打ちを2ラウンドずつ披露。丁寧に頭を振りながら組み立て、サンドバッグ打ちでも、ジャブを中心に丁寧に打ち込んでいる姿が印象的だった。
「前回は相手のポテンシャルに動きを合わせてしまった。正直なところ倒したいが、周りからは(KOを)狙いすぎるなと言われている。流れの中で倒したい」と決意を新たにした。
タドゥランとのダイレクトリマッチ、10ヶ月ぶりの大一番に向けて、心身ともに仕上がった重岡銀次朗。進化した姿を見せる時が近づいている!
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