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IBF(国際ボクシング連盟)世界フェザー級王者のアンジェロ・レオ(米国)に挑戦する同級1位の亀田和毅(TMK)が13日、練習を公開した。試合は5月24日(土)にインテックス大阪で開催される「3150×LUSHBOMU vol.6」のメインイベントで行われる。

練習前には、3150×LUSHBOMUの亀田興毅ファウンダーと二人で会見を行い、和毅は「順調に仕上がっています。毎日走って、フィジカル練習をして、週3回のスパーリングをして仕上げていくのは、いつもの試合と一緒ですね。スパーリングパートナーは(自分と同じ)フェザー級の選手では、1週間で相手が潰れてし まうから、世界ランカーを含むスーパーフェザー級とライト級の選手を合計4人呼んで スパーリングをやってきました。調子は良いので本当に試合が楽しみですね」と、好調ぶりを伝えた。
チャンピオンのレオに関して、「何かが特別に凄いという選手ではないと思うけど、全ての部分でレベルが高い 選手だと思う。フェザー級の世界王者の中でも強さという部分では、一番の選手だと思 う」と、警戒心を強めた。

レオ対策に関して、「この試合に向けて、親父(亀田史郎トレーナー)やメキシコから来ているトレーナー、戦略を考えてくれるトレーナーと共に対策練習もしてきた。試合が楽しみだし、本当に良い試合になると思う。もう何試合もやってきているし、やることは毎回一緒なので、世界戦だからといって特に練習内容を変えたとこもないですね」と、円熟期を迎えた元世界王者の貫禄を見せた。

約6年ぶりに迎える世界戦を、地元大阪で行うことには、「プロモーター として兄(亀田興毅ファウンダー)が、王者を日本に、しかも地元の大阪に呼んで試合 ができるように動いてくれたことに感謝しています。また、この試合の実現に向けて動 いてくれた、全ての関係者の方々へ向けて恩返しすることは自分が試合で勝つこと。試合に勝って皆さんに恩返ししたいですね」と、バンタム級、スーパーバンタム級に続く3階級制覇と、亀田三兄弟として8本目となる世界のベルトを手にすることを誓った。

この日は、シャドーボクシングから、ドラムミット、通常のミット打ちと公開練習 に集まった報道陣に練習を惜しみなく披露し、いつもと変わらぬスピード感抜群の動き に加えて、重厚さを増したパンチをトレーナーのミットに打ち込んだ。

亀田ファウンダーは「和毅の凄いとことは昔からボクシングに誰よりも真摯に取り組んでいるところ。常にボクシングのことを考えて練習、生活しているのは本当に素晴らしいことだと思う。世界チャンピオンを目指す若手選手ともたくさん契約をしてきて、選手達のボ クシングに取り組む姿も見てきていますが、和毅のレベルは別格。世界チャンピオンクラスの選手はやっぱりボクシングに対する考え方が違う」と、弟ののボクシングに取り組む姿を最大限に評価した。
亀田三兄弟の最終章に向け、「和毅がフェザー級で3階級制覇を達成することは、自分の3階級制覇 (ライトフライ級・フライ級・バンタム級の三階級制覇)とは、全く価値が違う。世界的に選手層が厚くなってくるフェザー級で世界王者になれば、世界的な価値のあることだし、和毅が王者になれば、次は狙われる立場になる。どんどん面白い新しい展開が見えてくると思います。和毅にとっても亀田家にとっても重みのある戦いですね」と、この試合が和毅と亀田家にとって、重要な試合になることを語った。