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ハラダジム主催のFighting Beat Boxingが5日、大阪・堺市産業振興センターで開催された。『こどもの日』の祝日とあって、試合前にはキッズボクサー達のスパーリングも行われ、試合時もキッズ達の熱い声援が会場に響き渡った。
メインイベントでは、日本スーパーライト級14位の山本ライアン・ジョシュア(31=ワタナベ)と日本ランキング返り咲きを狙う湯川翔太(37=江坂)が2年ぶりの再戦で拳を合わせた。
再戦の結果は、2年間の思いを拳にのせた湯川がリベンジに成功したのかーー、それとも昨年の日本タイトル挑戦からの再起を目指す山本が返り討ちを果たしたのかーー?

初回から左を巧みに使い、湯川の顔を弾いた山本がペースを掌握。2回に左右ボディで湯川の動きを止めると、パワフルな連打で湯川をコーナーに押し込み、更なる連打でレフェリーストップを呼び込んだ山本が、2回TKOで再起を飾った。

試合後、「あまりインタビューは得意ではない」と、照れ笑いを浮かべた山本だったが、バンテージを解きながら取材に答えてくれた。
2度目の対戦となる湯川に対しては「左フックに気をつけて、ダッキングで避けるようにしていた」と、湯川の左フックを警戒し、対策していたことを明かし、「今回は集中してジャブの練習をした。それが試合に出せてよかった」と、口数の少ない山本が取材中、唯一言葉を強め、会心の笑みを浮かべた。

今後の目標は、「負けてしまったが昨年、タイトル挑戦ができたことは自信になった。今後は次につなげられる試合をして、タイトルに絡んでいけたら」と控えめな笑顔で答えた。

一方、2年越しのリベンジが果たせなかった湯川は「調子も良かったし、気合いも入っていたのに、こういう結果になってしまった。相手が強かった」と、言葉を絞り出し、肩を落とした。
山本の印象は、「ガンガン来るだけでなく、戦い方を変えてきた。相手が上だった」と、俯き加減に答えた。
