井上尚弥がラスベガスを熱狂の渦に巻き込む!

　世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(32=大橋)が、日本時間の5日に米国ラスベガスTモバイルアリーナで開催される一戦に臨む。その直前の現地の熱気は、想像を超える盛り上がりを見せている。

　ラスベガスの顔ともいえるストリップ大通りには、カジノホテル、高級レストラン、エンターテインメント施設が軒を重ねるが、その中でも「MGMグランド」や「ニューヨーク・ニューヨーク・ホテル&カジノ」には、巨大な井上の電子公告が堂々と提示され、井上の姿と試合告知が飛び込んでくる。

　ほとんどのホテルの客室には、世界的なボクシングフォトグラファー・福田直樹氏が撮影した井上の写真が掲載された雑誌が置かれ、ストリップ大通りでは井上のポストカードも配布されている。

　前日会場の会場である米国ラスベガス・MGMグランドガーデンアリーナに行くと、長蛇の列ができていた。限定200人のみが見学可能な計量イベントだが、その時点ですでに制限人数を超える盛況ぶり。最終的には500人のファンが集まっていたのではないか。

　外は、会場に入れない人で溢れかえっっていた。

　井上が登場すると、会場は大歓声に包まれた。携帯電話片手に井上の一挙手一投足を撮影していた。

　計量後には、トップランク社のYouTubeチャンネルのインタビューのために移動。観客やメディアは、こぞって移動した。

　4年ぶりのラスベガスのリングに立つ「モンスター」が、どのようなパフォーマンスを見せるのか? ファンの期待は高まるばかりだ。いつものように、闘志と技術に期待し、熱狂の瞬間を見届けたい。