[前日計量]2025.4.28
下町俊貴が井上尚弥と戦ったディパエンと注目の一戦!

前日本スーパーバンタム級王者でWBO(世界ボクシング機構)フェザー級3位の下町俊貴(28=グリーンツダ)が28日、大阪市内の関西ボクシングコミッション(JBC)事務局で前日計量に臨んだ。
下町は、明日(29日)、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第2競技場)で開催される「Lemino BOXING フェニックスバトル134 CRASH BOXING vol.34」のメインイベント・56.3s契約8回戦で、元世界ランカーのアラン・ディパエン(34=タイ)と対戦、試合の模様はLeminoでライブ配信される。
契約体重を200g下回る56.1sでクリアした下町は、「前回より上手く調整できた」と仕上がりの良さを強調、主戦場のスーパーバンタム級より1s重い契約戦だが、コンディションは良さそうだ。
下町は「優しそうな表情をしていたが、それがかえって不気味。体が分厚くてパンチが強そうなので、相手が得意とする距離に入らないように戦う」と、横に並んだディパエンに警戒心を強めた。
相手の体の分厚さを警戒
ディパエンは、2021年12月に当時のWBAスーパー・IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(32=大橋)に挑戦。8回TKO負けを喫したが、驚異的な打たれ強さで最後まで食い下がった猛者だ。
下町が返上した日本タイトルは、4月22日(火)に行われた王座決定戦で、石井渡士也(24=RE:BOOT)が戴冠。WBO-AP王者の村田昴(28=帝拳)は、5月20日(火)に元世界王者の小國以載(36=角海老宝石)と激突、さらにOPBF東洋太平洋王者の中嶋一輝(31=大橋)は6月15日(日)に大嶋剣心(29=一力)を迎えて3度目の防衛戦を臨む。
「周りに取り残されないようにしていきたい」とライバルの動きは気になるようだが、欲は出さず、まずは勝つことが第一優先。その上でチャンスが来たら倒しいく」と意気込んだ。
井上戦以来、約3年5ヶ月ぶりに来日したディパエンも、200gアンダーの56.1sで秤を降りた。
「井上に負けた経験をプラスにしている」
取材に応じたディパエンは、「井上に負けた経験をプラスにして、ここまで8連勝した。相手は身長が高くてリーチがあるが問題ない。明日、リングに上がってから、どう戦うか判断する」と、静かに気持ちを高めた。
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