[試合後談話]2025.3.30
3150×LUSHBOMU! 熱戦の数々!

前日本ヘビー級王者の但馬ミツロ(30=亀田)が30日、愛知県国際展示場ホールAで開催された「3150×LUSHBOMU vol.5」のセミファイナルに出場。ギジェルモ・カサス(30=メキシコ)とヘビー級6回戦で対戦した。
ジャブから丁寧に組み立てた但馬は、2回に左ボディ、3回には右ボディストレートを突き刺し攻勢。さらに多彩なコンビネーションで攻め立てた。4回、但馬はロープに詰めてボディにパンチを集めるとカサスはたまらずダウン。レフェリーは10カウントを数え上げた。
「今後を見据えた戦いをした」
1年前に初黒星を喫した愛知で勝利した但馬は、「これまではいかに早く終わらせることばかりを考えていたが、今後のことを見据えてジャブから組み立てた。3回に相手がボディを嫌がっているのがわかったので、ワンツーを軸に攻めた」と圧勝劇に手応えを感じていた。
元日本・OPBF東洋太平洋女子ミニマム級王者の千本瑞規さん(30)と婚約し、初めての試合を勝利した。但馬は「食事面やプロボクシングの考え方を勉強していく中で、変化についてきてもらい、サポートしてもらっている」と感謝した。
今後は体重を徐々に落としていき、ブリッジャー級(101.6kg)を主戦場にしていく考えを示した。但馬は「日本重量級のパイオニアとして魅力を伝えていきたい」と言葉に力を込めた。
鈴木健介(リングサイド)が日本ランカー対決を制した
ス―パーウェルター級8回戦では、日本ユース同級王者の佐々木る玖(22=KWORLD3)と同級10位の鈴木健介(25=リングサイド)が激突。ジャブを軸に上手くポジションを入れ替えながら左フック、右アッパーを効果的に決めた鈴木がジャッジ2者の支持を得て勝利した。
上位ランカーを撃破した鈴木は「相手はどんどん前に出てくるので回りながら左フックと右アッパーを入れることを意識した。ボディと左フックが効いたが、途中から(動きが)止まってくれた。素直にうれしい」と笑顔を見せた。
2戦続けてランカーに勝利した鈴木は「ぬか喜びをしないよう精進していきたい。チャンスが来たらしっかりと掴む」とさらなる飛躍を誓った。
一方、6連勝がストップした佐々木は「KOを狙い過ぎて動きが雑になってしまった。相手はしっかりと対策してきているのを感じた。ランクもかなり落ちますよね…」と肩を落とした。それでも「これまでもそうだったが、負けてから強くなってきた。必ず這い上がります」と巻き返しを誓った。
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