佐々木尽も視察WBOウェルター級戦ノーマンvsクエバス

　WBO世界ウェルター級王者ブライアン・ノーマンJr(24=米)が日本時間29日、米国・ラスベガスのフォンテインブルー・ラスベガスで、初防衛戦の前日計量を迎え、同級13位の挑戦者デリック・クエバス(30=プエルトリコ)と秤の前で対峙した。

*WBO世界ウェルター級タイトルマッチ、ノーマンvsクエバス戦の模様を日本時間30日(日)午前9時より、WOWOWがライブ配信を行う。

　ウェルター級リミット66.6kgを王者ノーマンは、100gアンダーの66.5kgでクリア、挑戦者のクエバスは、700gアンダーの65.9kgで秤を降りた。

　当初、両者の対戦は昨年11月にセットされていたが、ノーマンの左拳の負傷により延期となっていた。ノーマンは昨年5月、WBO同級王座決定戦で1位だったジオバンニ・サンティリャン(33=米)を、強烈なアッパーで沈め、10回KO勝利で世界初載冠した。

　対するクエバスは2020年12月に初黒星を喫するも、その後は4連続KO勝利で、初の世界挑戦に結びつけた。

　世界4団体すべてのランキングに入っているWBO2位の佐々木尽(23=八王子中屋)が、この世界戦を観戦するために渡米中で、試合終了後に何らかのアピールを目論んでいる。日本人初の世界ウェルター級王者を目指す佐々木の動向にも注目だ。