[試合後談話]2025.3.21
ホープ由良謙神に試練!

志成ジム主催の「LifeTime Boxing Fights26」が21日、後楽園ホールで開催され、全6試合で熱戦が繰り広げられた。
メインイベントの62.0kg契約8回戦では、由良謙神(ゆら・けんしん/23=志成)とウー・ハンユン(22=中国)が対戦した。
2試合連続初回KOの由良のパフォーマンスに注目が集まった。
由良が丁寧にジャブを突きながら、左フックをヒットすると、左ボディ、打ち下ろしに右ストレートでペースを掌握。KO決着に期待が高まったが、打っても前に出てくるウーを仕留め切るまでには至らず。鼻血を流したウーだが、ニヤリとしながらジリジリと距離を詰めると、右フックで顔を弾き反撃。それでも由良は足を使いながら上手く戦い、8回には右ショートをねじ込んだ。
3戦目で初の判定勝ちを収めた由良だが、初回に左拳を痛めたことを明かした。「タイミングが合っていたが、頭蓋骨を打って痛めた。途中から手のひらで打ったが、相手には6~7ラウンドあたりでバレたと思う。途中、効いているのがわかったが、左を打ち込めなかった」と、氷水で左手を冷やしながら試合を振り返ると、「なんとか勝てて良かった。これを良い経験にしていく」とさらなる飛躍を誓った。
コンビを組む佐々木修平トレーナーは、「初めての判定だったが、1ラウンドからトラブルがあったにもかかわらず、勝ちに徹した。良い経験になった。よくやってくれた」と及第点を与えた。
一方、最後まで粘り強いファイトを見せたウーは、「左ボディと左フックが効いた。強い相手と戦うのが好きなので、また日本に来たい。次にやったら私が勝つよ」と強気のコメントを発し、再戦を望んだ。
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