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[井上尚弥特集]2025.3.3

井上尚弥が中谷潤人戦に言及

 4団体統一世界スーパー・バンタム級王者の井上尚弥(31=大橋)が3日、WOWOW『エキサイトマッチSP』の収録に臨んだ。この日、井上は1月24日に有明アリーナで行われたキム・イェジュン(32=韓国)との防衛戦を振り返った。4回KO勝ちを収めたことで、世界戦だけで24戦全勝(22KO)に記録を伸ばした井上は「すごいことなんだなと思う」と感想を口にした。そして、5月上旬にアメリカのネバダ州ラスベガスで開催が有力視されている次戦については「その先のことも考えたとき、絶対に落とせない試合」と位置づけている。さらに近い将来に対戦が期待されているWBC世界バンタム級王者、中谷潤人(27=M.T)との試合についても言及した。

『井上尚弥出演! エキサイトマッチSP「井上尚弥vsイェジュン」』は、3月24日(月)午後9:00〜WOWOWで放送・配信する。また当日は、OPBF東洋太平洋・WBOアジアパシフィック「佐々木尽vs坂井祥紀」もお届けする。

対戦相手が急きょ変わってもすぐ対応!

<井上との一問一答は以下のとおり>

■「やるしかない」という気持ち

――延期や相手変更など紆余曲折があったが、動揺はなかった?

井上 そのときは何も思わなかった。試合ができるのであれば、コンディションを整えるだけなので。だから「やるしかない」という気持ちしかなかった。動揺はなかった。

――本格的な減量に入ってからの延期だったのでは?

井上 10日前だったので、ある程度の減量も終盤だった。ここから1ヵ月と10日、どう過ごそうかと思った。長いとは感じなかったが、終わってみたら長かった。

――延期を聞いたとき、気持ちは切れなかった?

井上 10日間だけ食事も自由にして開放した。

――1月に今度は対戦相手が変更になったが、さすがに困惑したのでは。

井上 キムはスイッチヒッターだけれど、直近の2試合はサウスポーで戦っていると聞いたので、サウスポー対策をした。でも、映像を見る時間と対策の時間は、いつもよりも短かった。

――24度目の世界戦。

井上 いつも試合に臨むときは平常心を心掛けている。

――今回のキム戦、どんなスタートをイメージしていたのか。

井上 1、2ラウンドは相手の出方をうかがった。右構えで来るのか左構えで来るのかも分からなかったので慎重にいった。

――2ラウンドぐらいから圧力をかけて出た。

井上 どのパンチも当たるように考えて戦った。1ラウンドが終わって相手の力量などは分かったが、見切れないものもあった。でも、それほど読みづらいサウスポーというわけではなかった。

世界戦24連勝(22KO)

■どうパンチを急所に当てるかを考えて戦っている

――何発か被弾もした。

井上 世界戦のリングで、一発もパンチを食わないということはないので。

――3回、フィニッシュをイメージしていた?

井上 少しずつダメージを与えていこうと思っていた。

――4回はどう考えて戦っていた?

井上 こちらが打ちながら相手を前に出させて、来たら打つということを考えていた。

――右ストレートでフィニッシュ。

井上 いつも一つひとつのパンチを的確に入れるということを心掛けている。パワー、スピードよりも的確性だと思っている。どう急所にパンチを当てるかを考えている。

――紆余曲折あったが、全体的に動きは良かったように見えた。

井上 8週間で仕上げるスパンは参考になった。今後のビッグマッチのときに生かせそう。ただ、よかったところもあるし、そうではないところもあった。

――これで世界戦24連勝22KO。歴代9位タイの世界戦勝利数。これらの数字は意識している?

井上 意識はしている。すごい記録なんだなと思う。

中谷潤人(27=M.T)にも言及

■4本のベルトを保持したまま中谷潤人(27=M.T)戦を迎えたい

――キム戦後、トレーニングは?

井上 ロードワークの開始は、いつもよりも遅かったが、もちろんジムワークも始めている。

――スパーリングは?

井上 もうスパーリングも始めている。2月下旬から。誰を想定しているとかではなく、いつもどおり。

――次が5月?

井上 はい、次が5月にラスベガス、9月に日本、その次が12月にサウジアラビア。今年はキム戦を含めて、4試合やる計画。そして、来年の春ぐらいに皆さんが期待している試合をやれればいい。路線としてはそんな感じ。

――5月の試合について。アラン・ピカソ(メキシコ)戦が消滅し、ラモン・カルデナス(アメリカ)の名前が挙がっている。映像はチェックした?

井上 チェックはした。映像は見ている。以上! あとは察してほしい(笑)。

――となると9月が日本で、ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)?

井上 そういうことになるのかな。で、12月がフェザー級に上げてニック・ボール(イギリス)。でも自分の希望としては、4団体王座を保持したままボールとやりたいが、各団体がどう判断するのか。

――4本のベルトにこだわりがあるということ?

井上 来年の春の試合を見据えた場合、4本のベルトは持っていた方がいいと思う。そのために防衛戦をクリアしていかなければいけないと思う。

――その中谷戦を期待する声が高まってきている。

井上 日本のファンが楽しみにしている試合。(中谷は)実力もついているし、強いと思う。ダビド・クエジャル(メキシコ)戦などを見ると力強さがあるし、倒すべき時に倒している。倒す能力がひじょうに高い選手だと思う。来年の春に実現できればいいし、もしもその試合が実現しなければ別の道もある。今年は(キム戦を含め)4試合になると思う

――中谷選手にも「もっとベルトを集めておいてね」という希望はある?

井上 実力は認めるが、では、どれだけの激戦を越えてきたのかというと、どうなのか。周りが納得する相手と戦って、結果を出していってほしい。お互いが勝ち進めば盛り上がると思うので。

世界2階級4団体統一王者

■ラスベガスではコンディション調整に気をつかう

――次戦がラスベガス。コロナの真っ最中のときは無観客試合、2試合目はそれほど大会場ではなかった。

井上 ラスベガスで試合をするのは楽しみだが……はたして会場が埋まるのかなと。今度は大きな会場だと聞いているので。

――コンディション調整には気をつかう?

井上 そこは日本と違う。乾いているので、そこは気をつかう。

――スーパー・バンタム級でも減量がキツくなってきた?

井上 全然問題ない。いまはスーパー・バンタム級がベスト体重。だからボールと戦ったあとスーパー・バンタム級に戻るつもり。

――ラスベガスでどんな戦いをしてアピールしたい?

井上 そこにこだわってしまうと、自分のボクシングが崩れてしまう可能性があるので、ラスベガスだからどうというのはない。アピールというのであれば、日本での試合と同じ。そういう試合ができれば、自ずとラスベガスでもアピールできると思う。

ラスボス!井上尚弥

『井上尚弥出演! エキサイトマッチSP「井上尚弥vsイェジュン」』は、3月24日(月)午後9:00〜WOWOWで放送・配信する。また当日は、OPBF東洋太平洋・WBOアジアパシフィック「佐々木尽vs坂井祥紀」もお届けする。

◆◆◆WOWOW 番組情報◆◆◆

★『井上尚弥出演!エキサイトマッチSP「井上尚弥vsイェジュン」』

4階級制覇王者「モンスター」井上尚弥の3度目となる4団体統一王座の防衛戦を、本人解説で振り返る。さらに海外進出など、今後の展望についても尋ねる特別番組。

<放送・配信日>3月24日(月)午後9:00[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]

<出演>スペシャルゲスト:井上尚弥、解説:ジョー小泉、西岡利晃

<対戦カード>

4団体統一世界S・バンタム級タイトルマッチ/井上尚弥 vs キム・イェジュン

OPBF東洋太平洋・WBOアジアパシフィック/佐々木尽 vs 坂井祥紀


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