リヤドでヘビー級暫定戦&挑戦者決定戦

　サウジアラビアのリヤドで日本時間23日、『リヤド・シーズン』が決行され、ヘビー級のトップ戦線がセット、前日計量が行われた。セミではWBOヘビー級暫定王者ジョセフ・パーカー(33=ニュージーランド)が、急遽、代役となったWBO同級2位マーティン・バコーレ(31=コンゴ)を相手に、暫定王座初防衛戦を迎える。

　重量級のビッグマッチが並ぶリアドでは、WBC世界ヘビー級挑戦者決定戦として、元WBO世界同級王者ジャン・ジレイ(41=中国)が、WBC同級1位アギト・カバエル(32=ドイツ)と対戦する。

※リヤドシーズン、WBOヘビー級暫定タイトルマッチ、パーカーvsバコーレ&WBC世界同級挑戦者決定戦ジレイvsカバエル戦をDAZNでは日本時間の23日(日)午前0時より生配信される。

　当初はIBFヘビー級王者ダニエル・デュボア(27=英)を相手にWBOヘビー級暫定王者パーカーが挑戦する予定だったが、試合直前にデュボアが病欠となり、代役としてバコーレがパーカーの保持するWBO暫定戦にシフトされた。

　前日計量でパーカーは121.1kgをマーク。対する挑戦者バコーレは、計量の時点でまだ移動中とアナウンスされ、到着後に秤に乗る運びとなった。フェイスオフでは、代わりにプロモーターのフランク・ウォーレン氏がパーカーの前に立つ一幕もあった。

　WBC世界ヘビー級挑戦者決定戦に出場するジレイは130.4kgを記録。対するカバエルはジレイよりも21.1g少ない109.3kgで秤を降りた。

　昨年3月にパーカーに判定負けとなったジレイだが、続く6月のデオンタイ・ワイルダー(39=米)に、5回TKO勝利で再起に成功。3戦連続でリヤドのリングに立つカバエルを相手に、世界挑戦権の獲得を目指す。