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東日本ボクシング協会の理事会が30日、都内で行われ、2月1日から始まるチャンピオンカーニバル(チャンカン)の組み合わせが確定したことが発表された。チャンカン(最強挑戦者決定戦の勝者と日本チャンピオンによる各階級の日本タイトルマッチ)は、1月から4月まで行われる。
セレス小林会長の1期目の任期が3月末で終了するが、協会長就任からの3年間の成果として、JCL(ジュニア・チャンピオンズリーグ)の活性化と登録選手が増えたことを挙げた。射場哲也委員長の下、登録選手は当初予想されていた600名を大きく上回る約1000名となっている。また、今月12日には「第1回井上尚弥杯ジュニア・チャンピオンズリーグ国際親善大会」も開催され、日中韓の18歳以下の選手たちが、熱いバトルを繰り広げた。
セレス小林会長は、就任当初より、マニュフェストにも掲げた「ボクシングの裾野を広げる」ことに尽力し、JCLだけに留まらず、4回戦プロボクサーのための大会を開催するなど、将来に向けた取り組みも実施し、少しずつ成果を上げている。
ボクシングの競技者の安全面の強化にも着手した小林会長は、日本タイトル戦と、最強挑戦者決定戦の試合4週間前と2週間前に行う事前計量も導入し、前日計量で体重超過する選手の健康管理と体重管理の近代化にも対応した。
2025年から海外で試合を行う選手のための保険もスタートした。海外で負傷した場合、帰国後の治療費とは別に、現地での治療費を50万円まで協会の健保金から支払われる。海外で試合を行う場合、選手は事前に1万円を協会に支払う必要がある。
長い歴史を継承してきた日本ボクシング界のさらなる発展のため、プロ加盟ジムの数を増やすため、休会するジムの権利を200万円で協会が買い取り、新規加盟希望者に対して、協会が権利を代理販売するなど、新たな取り組みも始めた。これらに加えて、今後は、SNSなどを活用したプロモーション活動も不可欠になるとの考えを示した。
全日本プロボクシング協会の会長も兼務してきた小林会長は、北日本、中部地区、西日本、西部地区の協会長らとも、有意義な話し合いを持つことができたことに感謝の気持ちを伝えた。