丸元大五郎がプロテスト合格!

　元OPBF東洋太平洋ウェルター級王者で大成ジムの丸元大成会長の長男・丸元大五郎(22=大成)が14日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「南栄商事株式会社 PRESENTS 大成 真正 RST合同興行 TAISEI BOXING PROMOTION vol.26」で公開プロテストに臨んだ。

　丸元は、WBA(世界ボクシング協会)フェザー級15位の亀田京之介(26=TMK)を相手に、3ラウンドのスパーリングを披露した。

　ジャブを飛ばす亀田に対し、丸元はプレスをかけながら思い切りの良い右オーバーハンドを叩きつけた。2回、亀田は左のダブルのコンビネーションをヒット。丸元は臆することなく前に出た。3回、丸元は左ボディを突き刺すと、亀田も真っ向から応戦。緊張感のあるスパーリングに会場は盛り上がりを見せた。

　B級(6回戦)に合格した丸元は、「内容的にはまだまだ。こんなものではないので、これからに期待してください。世界チャンピオンを目指します」と挨拶した。

　イベント終了後、取材に応じた丸元は「デビュー戦の前に、お客さんの前で戦うことができて良い経験になった」と感想を語ると、「まずは日本ランキングに名を連ねたい」と2025年の目標を掲げた。

アマチュア関西リーグMVPを経てプロに転向

　丸元会長は「プロテストなので、あんなもんじゃないですか。亀田選手も試合が近いのにプロテストの相手を務めてくれて感謝している」と語った。来春にデビュー戦を予定していることを明かした。

　この日、テレビ大阪ニュースYouTubeチャンネルでゲスト解説を務めた元日本スーパーフライ級王者で匠ジムの石田匠会長は「好戦的でパンチがあり、プロ向き。尾崎(尾崎優日)や大五郎で関西のリングを盛り上げてほしい」と、関西の若きスター候補に期待を寄せた。