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IBF(国際ボクシング連盟)世界スーパーフライ級王座決定戦に臨む同級3位のウィリバリド・ガルシア(34=メキシコ)が13日、都内のワタナベジムで報道陣に練習を公開した。同級4位のレネ・カリスト(29=メキシコ)とのメヒコ対決に注目が集まっている。
試合は12月21日(土)、ツインメッセ静岡で開催される「3150×LUSHBOMU vol.3」のオープニングマッチで行われ、その模様は国内ではABEMAが生配信を決めているが、メキシコではESPNがライブ配信する。
来日してから2日が過ぎたガルシアは、「気候も文化もよく、人もやさしいし、食事も美味しい。すごくいい。いいトレーニングができている」と、好調をキープしていることをアピールした。
クリスマスイブに誕生日を迎えるガルシアは、現在34歳だが、ボクシングを始めたのは27歳、「家族を貧困から救うために始めた。ボクシングを始めるまでは、漁師やトラック運転手などで生計を立てていた」と、メキシカンドリームをつかむために一念発起したことを明かした。
対戦するカリストに関しては、「特に印象はない。対策や相手の分析はしていないが、いつも通りに自分のボクシングをすれば勝てる」と述べ、得意なパンチは「ボラード」と呼ばれるメキシコ人ファイターと特有の右オーバーハンドを挙げた。世界初挑戦は、日本でのメキシコ人対決となったが、「試合の場所は、どこであっても関係ない。メキシコの戦士魂を見てもらいたい。勝ち方にはこだわらないが、試合に勝って、日本のファンに感謝の気持ちを伝えたい。神が許すなら、また帰ってきたい」と抱負を語った。
公開練習では、スイッチしながら、左右のストレートでサンドバッグを激しく叩いた。ミット打ちも1ラウンド披露し、豊富な運動量も武器としていることを暗に伝えた。
会見にも同席したプロモーター兼マネージャーのフランシスコ・ランデロス氏は「根性がすごい」と、ガルシアの世界王座奪取に期待を寄せた。