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[試合後談話]2024.10.19

つくばで茨城戦士が魅せた!

 「ダイナミックヤングファイトinつくば」が19日、茨城県のつくばカピオで行われ、全7試合で熱戦が繰り広げられた。

 メインイベントでは、ライトフライ級6回戦で篠塚将希(29=鹿島灘)とアンディ・アツシ(33=宮田)が対戦。初回から火の出るような打ち合いを見せた。
篠塚将希(鹿島灘)がTKO勝ち
 篠塚が右フックを叩きつけて積極的な攻撃を仕掛けると、アンディも真っ向から応戦。激しい打撃が続く中、篠塚がフィジカルの強さを活かして、徐々にポイントで差を広げた。5回、篠塚は右アッパーから右フックを好打すると、最終6回、ダイナミックな左アッパーで顔を弾いたところで、アンディ陣営からタオルが投げ込まれた。
「地元で勝つことができた」
 地元・茨城で勝利した篠塚は、「初めての6回戦で、スタミナが重要だと思い、走り込みを増やした。昨年、地元で勝てなかったので、今年は何としても勝ちたかった。手応えのあるパンチを何発も入れたが、打ち返してきてアンディ選手に、気持ちの強さを感じた。デビューして初めての連勝で、本当にうれしい」と声を弾ませた。

 鹿島灘ジムは、つくばカピオで10連敗中と鬼門だったが、ジムのエースがジンクスを止めた。
「一つずつ勝っていく」
 今年4月にスポンサーの紹介で、障がい者支援施設(株式会社ブリッジタウン)に正社員として転職し、よりボクシングに集中できる環境が整った。「ボクシングに理解があり、これまで以上にボクシングに打ち込めるようになった」。

 今後の目標を聞かれた篠塚は「もう1勝して、A級ボクサーを目指す」と謙虚に語った。ジムのスタッフから、「もっと景気のいいことを言わないと(笑)」と言われたが、「目の前の試合を一つずつ勝っていきます」と、真っすぐな目で言葉に力を込めた。
為田真生(ワールド日立)が連敗脱出!
 セミファイナル73.5kg契約6回戦では、會津タツヤ(35=川崎新田)と為田真生(38=ワールド日立)が拳を交えた。

 距離を詰めてボディにパンチを集める為田に対し、サウスポー會津は左ストレート、右フックで対抗。しつこく前に出た為田は、ボディに細かくパンチを集めて、ジャッジに攻勢をアピールした。4回、偶然のバッティングで、會津は左目上をカット。5回に傷が深くなり、負傷判定の末、為田が勝利した。

 地元茨城で7連敗を脱出した為田は、リング上で号泣し、勝利の味を噛み締めた。
「続けてきて良かった」
 試合後、取材に応じた為田は、「もう一生勝てないんじゃないかと思っていた。自分だけでやっていたら、とっくに辞めていた。自分のことを信じてサポートしてくれた人たちのおかげで勝つことができた。弱い自分に負けたくないと思い始めたボクシング。何度も辞めようと思ったけど、逃げたら負け。続けていると、たまには良いこともあるんですね」と、約3年9ヶ月ぶりに笑顔を見せた。

母に感謝の気持ちを伝えたい

 23戦4勝17敗2分と黒星が先行しているが、諦めずに戦い続けて、ようやく長いトンネルを抜け出した。「丈夫な体に生んでくれた親に感謝している。母は、『いつも負けるから試合を見たくない』と。いつも迷惑をかけてばっかり。今日は母ちゃんに良い報告ができます。こんな自分にチャンスをくれたジムに感謝している。これからも一歩ずつ頑張っていく」と目を輝かせた。

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