[試合後談話]2024.10.14
大分で西部日本・中日本日本新人王対抗戦!

中日本・西部日本新人王対抗戦が14日、大分・中津体育センターで行われ、全9試合で登竜門を目指した熱戦が繰り広げられた。勝者は、11月10日(日)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で開催される西軍代表決定戦で、西日本新人王と対戦する。
第7試合スーパーフェザー級4回戦では、新田晃生(20=カシミ)と樋口丈留(22=北島)が激突。
サウスポーの樋口がスピードのある出入りで揺さぶりをかければ、新田もステップインからの右を起点にパンチを集めた。試合が動いたのは最終回。樋口の入り際に右を合わせた新田が豪快なダウンを奪うと、ノーカウントで試合を終わらせた。
試合後、「自分的には、まだまだな試合だった」と反省から述べた新田は「大振りになってしまっていたが、最終回でコンパクトなパンチに切り替えた。そこがうまく当たった」と分析。「練習していたストレートがやっと出せた」と試合を決めたパンチに自信をのぞかせた。「次の相手は、オーソドックス。得意なので、華やかに倒したい。自信はある」と、西軍代表戦への決意を語った。
第8試合ライト級4回戦では、堤啓至(20=FUKUOKA)が田中友介(20=西遠)と対戦。堤が序盤から徹底した距離の管理で、田中の攻め手をかわした。最終回も、堤は猛追を見せる田中をしのいでゴールテープを切った。右ジャブと左ストレートを効果的にポイントへ結びつけた堤が判定勝利で、全日本新人王への切符を勝ち取った。
試合の感想を問われた堤は「自分の反省点が見えた試合だった。自己評価は、赤点ギリギリくらいです」と、しきりに反省の弁を重ねた。「所属のジムからは11年も新人王が出ていない。今日はなにがなんでも勝ちたかった」と、強い意思を語り「全日本新人王戦に向けての時間が2ヶ月ある。その時間でもっと強くなって、ジムに新人王の証を持ち帰りたい」と熱い思いを見せて、コメントを締めた。
第9試合、スーパーライト級4回戦では、中島大智(32=北島)が中里雄大(32=中日)と拳を交えた。
好戦的にパンチを交換した両者は、一進一退の攻防を展開。プレスをかける中里に対し、中島はミドルレンジを保ちながら右ストレートでポイントメイク。判定決着となった勝敗は、的確な攻撃性でジャッジの支持を集めた中島が次へと駒を進めた。
試合について中島は「カウンターを狙った作戦で序盤から打ち合いに行った。やりづらさもあったが、リーチを活かした展開に持ち込めた」と冷静に振り替えり、西軍代表戦への意気込みには「次の相手はサウスポー。これからもっと対戦相手も強くなっていく。自分も強くなって次も勝ちたい」と闘志をみなぎらせた。
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