小國以載の覚悟! ンギーチュンバ戦

　前日計量でつば迫り合いした小國以載(36=角海老宝石)とフィリップス・ンギーチュンバ(28=ナミビア)が13日、横浜武道館で開催された「Treasure Boxing Promotion 7」で対戦。因縁のスーパーバンタム級8回戦に注目が集まった。

　試合後、囲み取材に応じた小國は、「もっと前に出て来ると思ってたので、いったが下がられると思わんかった。ガンガン倒しに来ると思ってた」と振り返り、初回から距離を詰めにいったのは、「離れてもリーチ長いんで、嫌やった。中途半端な距離でやってもうた」と悔やんだ。初回から一気に攻めたことには、「ガンガンいって、後半バテたら打ち合いに持っていこうと思っていた」と明かした。攻撃面では、手応えもあった。「強めに打って、嫌やろなと思った」と相手の表情が陰るのも確認していた。リングサイドで見る限りでは、左ボディもワンツーもキレを感じさせていた。

　ダウンを喫したのは、3度とも左フックだったことに、「最初は右だと思ったら、左やったんですね、見えてなかったんでしょうねえ」と、淡々と笑顔混じりに振り返った。

　今後に関しては、「今日勝って、おっきい勝負をしたかった」と切り出し、「いい話が来るかもしれない」と一息ついて、「保留」とキッパリ。進退に関する明言は避けた。