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[試合後談話]2024.6.27

志成ジムの吉良大弥と由良謙神がプロデビュー

 注目のルーキー由良謙神(21=志成)と吉良大弥(22=志成)が27日、後楽園ホールで開催された「Life Time Boxing Fights 21」で、それぞれプロデビュー戦を迎えた。

吉良大弥の左ボディが炸裂!

 コムサン相手に吉良は、左ボディ、右ストレート、アッパーを打ち込んだが、コムサンも右ストレートを2発返した。スピードに乗った連打で詰めた吉良が、左ボディでコムサンをキャンパスに沈めた。

 タイ出身のコムサン・カエウルエアンを左ボディで仕留めた吉良は試合後、リング上の勝利者インタビューに照れ笑いを浮かべた。4月にプロ転向し、5月には米国合宿に参加するなど、貴重な経験を積むことができたことを報告し、「デビュー戦を機に、一歩一歩進めたらいい」と、ファンとジム関係者のサポートに感謝の気持ちを伝えた。

吉良大弥はチームの支えに感謝

 試合前には、世界チャンピオンは通過点と抱負を述べたことに関して、「PFP(パウンドフォーパウンド)1位を目指してる」と真意を述べ、ジムの大先輩で、プロに誘ってもらった世界4階級制覇王者の井岡一翔(35=志成)にも感謝し、「一翔さんを越えないといけない」と、大きな期待に応える覚悟を見せた。

由良謙神は2度目のダウンで勝負を決めた!
 タイ出身のマナチャイ・ピアスイを相手に、ワンツーで前に出た由良が、左フックでダウンを奪うと、立ち上がったマナチャイに右アッパーでダウンを追加。その時点でレフェリーが試合を止めた。
由良謙神(志成)

 試合後、須藤尚紀リングアナウンサーの勝利者インタビューに由良は、「とりあえず勝ってホッとしてます。初めてのプロの試合、気を引き締めて、体重調整からやってきた」とプレッシャーからも解放され、安堵の表情を浮かべた。最初は、慎重に様子を見たというスーパールーキーだが、「相手が怯んだと思ったので、そこからは行きました」と、集中できたという2分34秒のプロ初戦を振り返った。

 今後の目標は「国内のタイトルから狙っていって、国内で無敵になりたい。早いうちに、タイトルを取って、世界チャンピオンを目指したい」と目を輝かせた。

比嘉大吾と木村吉光が解説!

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