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[試合後談話]2024.6.16

京都は女子のリングも熱い!

 世界を目指して活躍を続けている葉月さな(39=白銀)が16日、京都KBSホールで開催された「To the Future vol. 31」のメインイベントに登場、川口玲可(25=フュチュール)とアトム級8回戦で対峙した。

右ストレートでダウンをゲット!

 序盤はジャブで牽制しあっていた両者だったが、5回に川口がワンツーの連打で前に出ると、タイミングをずらした葉月が、右ストレートでダウンを奪った。試合が決まったのは6回。葉月が丁寧にジャブから右を繰り出して顔面を弾くと、レフェリーが試合を止めた。

 試合後の勝利者インタビューで、安堵の表情を浮かべた葉月は、関西遠征で2連敗していたことに触れ、緊張からか序盤の動きが鈍くなったことを明かした。

黒木優子(真正)も駆けつけた!
 控え室には、旧友の黒木優子(33=真正)も駆けつけ、二人の笑顔が弾けた。様子を見ていた序盤に関して、葉月は「初回は、自分のリズムができるまではジャブだけしか出さずに、攻撃はしないで、相手を懐に入れさせないようにだけしていた。でも、相手が打ってきたら、打ち返してしまった」と全てが作戦通りではなかった。それでも、ダウンを奪った5回の攻撃に関しては、「フックを捨てて、横に散らして、ストレートを当てた。綺麗に入りました」と試合巧者ぶりを存分にアピールした。レフェリーストップに持ち込んだ6回も冷静だった。「相手は右を嫌がっていたので、違う角度でジャブを当てた」と、川口の目の動きを見て切り替えた。
葉月の目標は親子でタイトルゲット

 今後に関して、「世界を目指してるが、息子が来年プロデビューするので、親子でタイトルを取りたい」と笑顔で抱負を語った。

パワフルな河合里衣
 今年2月にプロデビューしたばかりの河合里衣(20=フュチュール)が、スカンヤー ウィリア(20=タイ)と対決。初回に一気にパンチをまとめた河合が、左右の連打でダウンを奪うと、立ち上がったスカンヤーは、すでに心が折れていた。ファイティングポーズを取ったが、レフェリーはストップと判断した。
河合里衣(20=フュチュール)
 試合後に取材に応じた河合は、「外国人と対戦したことがなかったので、もっとグイグイ来ると思っていたが、来なかったので、自分から行ったら、フックが当たった」とパワーボクシングで仕留めたシーンを振り返った。

 年内にタイトル挑戦することも視野に入れている、二十歳のニュースター候補に注目したい。

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