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タイの首都バンコクで開催中のパリ五輪・第2次(最終)世界予選トーナメントでは、6月1日、日本代表で唯一勝ち残ってきた木下鈴花(クリエイティブサポート)が登場。あと2勝で念願の五輪出場権獲得となる試合で、ガナディエワ・チュカノワ(ブルガリア)と対戦した。
両者が意地をぶつけ合った
チュカノワは、馬力を持って連打を仕掛けてくるタフネス型。出入りの激しい技術戦を好む木下にとって、噛み合いは決してよくもないはずだが、木下は先手を仕掛け、その馬力に飲み込まれまないように攻めていく。試合はラフファイト状態となり、お互いが反則での減点1度ずつ。そして判定は4-1で割れ、チュカノワに軍配。これで日本代表は、今回の予選で出場権を獲得することができなくなった。
勝者コールに歓喜するチュカノワ
五輪ボクシングには毎回、第三者委員会による推薦選手が最後に数名選ばれるが、日本は対象国外のため、今後に追加で出場権を獲得できる可能性は、ほぼ消滅した。
本選を意識する岡澤と原田
昨年の杭州アジア競技大会で出場権を獲得した男子 57kg級・原田周大(専修大学)と男子71kg級・岡澤セオン(INSPA)は、現在、「内々定(日本ボクシング連盟が承認した段階)」となっている。今後、JOC(日本五輪委員会)が承認して「内定」、IOC(国際五輪委員会)が承認して「確定」に変わる。芸術の都パリで、日本ボクシング界が2大会連続の金メダルを獲得することに期待したい。