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タイ・バンコクのフアマーク・インドアスタジアムで開催中のパリ五輪・第2次世界予選トーナメントでは、5月31日、日本代表の女子50kg級・木下鈴花(クリエイティブサポート)と女子66kg級・鬼頭茉衣(カネヨシ)の2名が、それぞれの試合に臨み、木下が勝利。同五輪の最終予選となるこのイベントで、ここまで勝ち残った日本代表は、これで木下のみとなった。
安定感のある試合運びを見せた木下
東京五輪で金メダルを獲得した入江聖奈の幼なじみで、長年、入江と共にボクシングに励んでいた木下は、幼なじみの金メダル獲得に「うれしさと悔しさの両方を覚えて、パリ五輪をめざすモチベーションになった」と振り返る。今回の予選、初戦はタジキスタン代表となったが、木下は技術力で大きく上回り、危なげない判定5-0のポイント勝ち。6月1日はブルガリア代表と対戦し、6月2日の試合に勝利すれば、本戦出場権を獲得できる。
鬼頭の猛攻及ばず
東京五輪の直前から怒涛の勢いで日本代表の地位を確立し、以降も国際大会で活躍している鬼頭の戦い方は自称「バッファロー・スタイル」。この日もコンゴ民主共和国を相手に、突進するように仕掛けて動きを封じ込め、パンチを浴びせにかかったが、相手も適確に迎撃し、その技術力が一枚上手。判定0-5で鬼頭のポイント負けとなった。
3日連続の試合が控える木下
現在日本のボクシング界では、昨年の杭州アジア大会を通じて、男子57kg級 原田周大(専修大学)と男子71kg級・岡澤セオン(INSPA)が出場権を獲得している。木下は3日連続の試合で、そこに加わることができるか。