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IBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチが19日、サウジアラビア・リヤドで行われ、王者ジョー・コルディーナ(32=英国)が、挑戦者で同級9位のアンンソニー・カケース(35=英国)を相手に、3度目の防衛戦を行った。
この日のリヤドは、ボクシング一色。ヘビー級4団体統一戦をメインとするメガ興行が、キングダムアリーナで開催され、IBF世界クルーザー級王座決定戦も行われ、元同チャンピオンで、現在は同級4位のジェイ・オペタイア(28=豪)と、世界王座に3度就いたことがあるマイリス・ブリエディス(39=ラトビア)が再戦した。
カケースがKOで新王者
IBFスーパーフェザー級王者コルディーナと、挑戦者のカケースは、ジャブから右を伸ばす立ち上がり。すると3回、レフェリーの「ストップ」のコール後に、カケースの左が当たってしまうアクシデント。しかし、試合はすぐに再開されると、左フックを効かせたカケースが右ストレートでダウンを奪った。その後も攻め込むカケースに対して、コルディーナは、ディフェンス後にカウンターを打ち込んだ。試合が決まったのは8回、カケースの右でよろけたコルディーナを見て、レフェリーが試合を止めた。これにより、8回0分39秒TKO勝利で、カケースが世界初載冠を果たした。
オペタイアが判定で世界返り咲き
ブリエディスとオペタイアによるIBFクルーザー級決定戦、サウスポーのオペタイアがプレッシャーをかけて左ストレートを打ち込むと、序盤はブリエディスも右で応戦した。その後も攻撃的に出たオペタイアは、常に左の強打を散らしていくと、ブリエディスはカウンターを狙って、試合は終盤戦に突入した。ブリエディスは前に出て攻勢を強め、追い上げていくも試合は終了。判定3-0(117-111、116-112、116-112)で、オペタイアが世界王者に返り咲いた。