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元日本・OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の和氣慎吾(36=FLARE山上)が13日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量に臨んだ。
和氣は、明日(14日)、後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル115&ふじの国PROFESSIONAL BOXING5」セミファイナル、スーパーバンタム級8回戦でプラティップ・チンラム(24=タイ)と対戦する。
井上尚弥(31=大橋)が世界主要4団体(WBA・WBC・IBF・WBO)統一王者として君臨しているスーパーバンタム級において、元チャンピオンが存在感をアピールする。
和氣は、明日(14日)、後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル115&ふじの国PROFESSIONAL BOXING5」セミファイナル、スーパーバンタム級8回戦でプラティップ・チンラム(24=タイ)と対戦する。
井上尚弥(31=大橋)が世界主要4団体(WBA・WBC・IBF・WBO)統一王者として君臨しているスーパーバンタム級において、元チャンピオンが存在感をアピールする。
和氣慎吾(FLARE山上)55.1kg
先に秤に乗った和氣は、スーパーバンタム級リミットを200g下回る55.1kgでパスした。明日で41戦目を迎える和氣だが、これまで一度も計量オーバーはおろか、再計量もしたことがなく、今回も仕上がりの良さを感じさせた。
「これまでもそうだが、どんな相手だろうが全力で取り組んで調整している。今回も、抜かりなく仕上がった。あとはリングでしっかりとパフォーマンスを見せるだけ」と格下のチンラムにも油断はまったくない。
「これまでもそうだが、どんな相手だろうが全力で取り組んで調整している。今回も、抜かりなく仕上がった。あとはリングでしっかりとパフォーマンスを見せるだけ」と格下のチンラムにも油断はまったくない。
「タイトル戦につなげる」
昨年9月、世界ランカーのホセ・ベラスケス(33=チリ)に判定勝ちした和氣だが、世界ランキングには入らなかった。「前戦は、直前で契約体重になったり、ここ数戦フェザー級での試合が続いたが、適正はスーパーバンタム級」と話すと、「圧倒してレベルの差を見せる。ここを勝って、日本王座でも東洋太平洋王座でもタイトルに絡んでいきたい。まずは、世界ランキングに入ること」と言葉に力を込めた。
今回が5度目の来日のチンラムは、400gアンダーの54.9kgでパスした。
今回が5度目の来日のチンラムは、400gアンダーの54.9kgでパスした。
激戦必至!
メインイベント、スーパーバンタム級8回戦では、元日本同級王者の田村亮一(36=JB SPORTS)と元日本ランカーの森朝登(27=ワールドスポーツ)が拳を交える。
田村はリミットを100g下回る55.2kg、森はリミットの55.3kgでクリアした。
田村はリミットを100g下回る55.2kg、森はリミットの55.3kgでクリアした。
田村亮一(JB SPORTS)55.2kg
昨年8月以来の再起戦に臨む田村は、「思っていた以上に小さくてびっくりした」と横に並んだ森の印象を語ると、「サウスポーは苦手。だからこそ、いろいろなタイプのサウスポーとスパーリングをしたり、アドバイスをもらったりした。明日は『田村はまだまだいける』というところを見せたい」と意気込んだ。2019年5月に日本王座を陥落後、王座返り咲きを目指す田村が復活を期す。
森朝登(ワールドS)55.3kg
4連勝中の森は、一度日本ランキング入りしたが、押し出される形で外れた。計量後に取材に応じると、「初めてのメインイベントで気合いが入っている。勝てばランキング返り咲き。出入りを意識したボクシングを心掛ける」と静かに闘志を燃やした。
5月8日(水)に入籍した森は、「負けられない理由が一つ増えた」と語った。
5月8日(水)に入籍した森は、「負けられない理由が一つ増えた」と語った。