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WBC(世界ボクシング評議会)スーパーライト級タイトルマッチが20日、米国・ニューヨーク・ブルックリンのバークレイズ・センターで開催され、王者デビン・ヘイニー(25-米)と、元WBC世界ライト級暫定王者の挑戦者ライアン・ガルシア(25=米)が対戦した。
前日計量では、ガルシアが3.2ポンド(約1.4kg)オーバー。150万ドル(約2億2500万円)の罰金となり、ガルシアが勝利した際は、WBC同級王座は空位となる変則世界戦になることが発表されていた。
奇行が目立つガルシアの精神状態が危ぶまれている中、波乱の世界戦のゴングが鳴った。
ガルシアが3度のダウンを奪って判定勝利
初回、ガルシアが左フックでカウンターを決めると、ヘイニーがたじろぐ立ち上がり。その後は、ヘイニーがジャブを散らしてプレッシャーをかけると、ガルシアも左フックで応戦。すると7回、ガルシアが左フックを効かせてダウンを奪った。
ガルシアは、ブレイク後にパンチを出したため、減点1を科されるが、ダメージのあるヘイニーはスリップ気味に2度倒れるなど、苦しい展開となった。
計量失格のガルシアが勝利。
終盤の10回には、ガルシアが右ストレート、左フックを効かせて、連打でヘイニーが2度目のダウン。左フックも再び決めたガルシアは、11回にも左フックでアゴを打ち抜き3度目のダウンを奪った。最終回は、ガルシアが足を使って終了。判定は1者が112-112のドローとするも、2者が115-109、114-110でガルシアを支持して2-0の判定勝利。WBCスーパーライト級タイトルは、ガルシアの体重超過により空位となった。
王座は空位