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[試合後談話]2024.4.13

フィリピンvsタイ! 世界ランカー対決!

 OPBF東洋太平洋ライトフライ級タイトルマッチ、王者のミエル・ファハルド(24=比)対同級4位のタノンサック・シムシー(23=グリーンツダ/タイ)の一戦が13日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル113・CRASH BOXING vol.31」のセミファイナルで行われた。
タノンサックが新王者!
 タノンサックが集中力を切らさず、アウトボクシングを貫いた。左右フックを強振するファハルドに対し、タノンサックは足を使いながらジャブで組み立てると、右カウンターをヒット。距離をキープしながらポイントを加点した。4回終了時の公開採点を39-37×1、40-36×2でリードすると、中盤も冷静な試合運びを見せて、8回終了時の公開採点でもリードを広げた。10回、タノンサックは左フックを浴びてダウンしたが、ジャブを軸に最後までペースを握り続けた。
「世界はチャンスが来たら」
 王座獲得に成功したタノンサックは、「相手はパンチが強いので、足を使う作戦だった。10ラウンドのダウンは効いたが、勝つことができて本当にうれしい。プームトレーナーの子ども(生後3ヶ月)にベルトを見せたい」と勝利の味を噛み締めた。

 コンビを組むプームトレーナーは「タノンサックは本当によくやってくれたよ!」と戴冠を喜んだ。
初防衛に失敗
 一方、初防衛に失敗したファハルドは、試合後は悔し涙を流した。ベルトを失ったショックのためノーコメントとした。
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