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[公開練習]2024.4.3

堤駿斗! モレノ撃破に自信!

 WBC(世界ボクシング評議会)フェザー級6位の堤駿斗(24=志成)が3日、都内のジムで報道陣に練習を公開した。

 5戦目のリングに上がる堤は、4月17日(水)、後楽園ホールで開催される「LIFE TIME BOXING FIGHTS 20」のメインイベントにて、フェザー級10回戦でWBA(世界ボクシング協会)同級9位のアンセルモ・モレノ(38=パナマ)と対戦する。
「倒しにいこうとすると厄介」
 練習前に会見に臨んだ堤は「ベテランで経験が高い。昔より無駄な動きがなくなり洗礼された。倒そうとすると厄介な相手。ポイントを取るのは自分より上手いかもしれない」と、かつてバンタム級王座を懸けて山中慎介(帝拳→引退)と2度、激戦を繰り広げたモレノを警戒。その上で、「イメージ力と瞬時の対応力が必要になってくる。倒すには時間がかかるかもしれないが、どこかでKOチャンスを探っていきたい」と、流れの中で仕留めに行くつもりだ。
ラスベガスで60Rのスパーリング
 この試合に向けて、2月24日(土)から1ヶ月間にわたり米国ラスベガスでスパーリング合宿を敢行。元WBA世界フェザー級暫定王者のジャック・テポラ(30=比)らと、約60ラウンドの実戦練習を重ねてきた。「サウスポーに対してのボディ打ちに、手応えを感じた」と収穫を口にした。プロ初のサウスポーとの対戦にも自信を示した。
「あと3〜4戦してから世界へ」
 日本時間3月3日(日)、米国ニューヨーク州ベローナで、阿部麗也(30=KG大和)が、IBF(国際ボクシング連盟)フェザー級王者のルイス・アルベルト・ロペス(30=メキシコ)に挑戦したが、8回TKO負けを喫した。

 同じ階級の世界ランカーとして、(試合は)気になっていたようで、「(阿部選手にとって)厳しい結果となり、世界との差を感じた。あらためてフェザー級は一筋縄ではいかないと思った。しかし、ここを乗り越えて日本人は強いことを証明していきたい。ロペス選手は強いが、この先レベルアップしていけば、敵わないことはない」と力を込めた。
「いよいよ世界に向けての試合」
 2020年7月にデビューしてから着実にステップアップし、次戦は元世界王者と拳を交える。堤は「今までの相手よりもさらに強い。世界ランキング1桁台との試合で、いよいよ世界に向かっていくんだなと感じている」と、難敵との一戦に胸を躍らせた。

 会見後には、シャドーボクシングを2ラウンド披露した。

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