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[試合後談話]2024.3.24

福岡で圧巻のKO勝利!

 FUKUOKAジム主催の「REAL SOUL BOXING 63」が24日、福岡・宗像ユリックスで開催され、全7試合の激闘が繰り広げられた。

 メインイベントのスーパーウェルター級8回戦では、畑上昌輝(32=折尾)がチャットリン・ペンウック(タイ)を迎え撃った。

 さらにセミファイナル、スーパーフェザー級6回戦では、末吉史明(31=FUKUOKA)が連敗脱出を目指し、アリタット・プーチェームチョートと(タイ)と火花を散らした。

 2試合続けてのKO決着が、会場のボルテージを上げた。
畑上昌輝(折尾)がKO勝利
 ゴング開始からジワジワと足で距離を詰めた畑上だったが、様子見は終わったとばかりにギアを上げると、一気にコーナーへと詰めて右フックで鮮烈なダウンを奪った。立ち上がったチャットリンだったが、追撃の右ストレートを浴びて2度目のダウン。畑上が初回からペースを掴んだ。そして3回、ロープへと詰めた畑上は、右ショートをジャストミート! 崩れ落ちたチャットリンに、10カウントが数え上げられた。
10年ぶりのKO勝ち
 「初回にダウンを取ってから大振りになってしまった」と反省の弁を述べた畑上だったが「でも、久しぶりのKOはやっぱりうれしい。どのダウンもしっかりと手応えがあった。初回は流れの中でダウンを取ることができた。3回は狙って倒しにいった」と振り返った。「いろいろな想定をして練習をしてきたが、もっとやれる。そこが見せられなかったので、今日の評価は30点です」と自己評価は辛口。しかし、「次はコーナーに駆け上がるほど勢いに乗った勝利を見せたい」と次への意気込みで締めくくった。
末吉史明(FUKUOKA)が連敗脱出!
 セミファイナルに出場した末吉は、左ボディを絡めた連打で初回からアリタットを圧倒。アリタットも右ストレートで粘りを見せたが、末吉は左ボディでから右ストレートでダメージを与えていき、最終回に右カウンターを合わせて、レフェリーストップに持ち込んだ。
「ホッとした」
 約5年11ヶ月ぶりに勝ち星を手にして、長いトンネルを抜けた末吉は「本当に緊張した」と胸を撫で下ろした。「自主興行に出るのも久しぶりで、もう負けられないと思っていた。バンテージを巻く時からずっと緊張していた」と胸の内を話すと、「もっと早く倒せたら良かったが、一発を最後まで警戒して、逆転の目を潰していくようなボクシングになってしまった」と振り返った。
 末吉は「左ボディと右ストレートは、ずっと練習していたパンチ。それを出せて勝てて良かった。これで気持ちを切り替えて次に挑める。また頑張ります」と拳を握り締めた。

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