藤原茜! 次こそは!

　日本女子フェザー級2位の藤原茜(36=ワタナベ)は、4月1日(月)、後楽園ホールで開催される「ホープフルファイトvol.42」のセミファイナルにおいて、日本王者の三好喜美佳(40=川崎新田)に挑戦する。

　2022年6月、三好に挑戦した藤原は、引き分けであとわずかでベルトに手が届かず。その後、WBO-AP王座、OPBF王座に挑戦したが涙を飲んだ。1年10ヶ月ぶりの再戦に臨む藤原は、小口忠寛トレーナーと新コンビを結成。ベルト奪取に向け、これまで以上に気持ちを高めていた。

　藤原は、「すごくうれしい」と、三好とのリマッチを心待ちにした。当時、世界戦の経験があるベテラン三好に対し、タイトル初挑戦ながら巧みな試合運びで善戦した。

　「当時は、戦いながら勝っているかなと思ったが…」と振り返ったが、「今、その試合の映像を見ると、手数が少なくて挑戦者の戦い方ではなかった。そこを改善している」とアグレッシブさをアピールしていくつもりだ。

　その後も、タイトル獲得を期待されながら、悔しい思いが続いている。「王座を狙う姿勢が足りなかった。それが一番の原因。技術、スタミナ以前の問題」。以前、指導を受けていた梅津宏治トレーナーの退職に伴い、昨年8月から小口トレーナーに手ほどきを受けるようになった。

　この日の練習でも、小口トレーナーから追い込まれ、必死に食らいついていた。「これまでは、手数が向こう。有効打がこっちで勝てていない。パンチを効かせても詰めきれなかったので、気持ちの問題」(藤原)

　「4回連続でタイトルに挑戦できるなんて、聞いたことがない。当たり前のことではない。次は全部ポイントを取るつもりで、力を出し惜しみしない」と闘志を燃やした。