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[海外試合結果]2024.3.16

吉川梨優那inソウル!

 前WBOアジアパシフィック女子ミニマム級王者の吉川梨優那(22=ディアマンテ)が16日、韓国ソウル・スイスグランドホテルで、韓国KBM女子ライトフライ級王者のソ・リョギョン(32=韓国)とWIBA女子世界ミニマム級王座決定戦(日本未公認)に臨んだ。
引き分け
 ディアマンテジムの野上真司プロモーターによると、地元の大声援を背にして颯爽とリングインしたソは、いささか緊張気味、対する吉川に対し、リングアナウンサーが“日本のリトルモンスターが襲来”と紹介すると、会場は大盛り上がりだったという。採点は三者三様の引き分け。惜しくも王座獲得とはならなかった吉川だが、リングを降りると、多くの観客や出場選手から「あなたが勝者だよ」と労いの言葉を掛けられたとう。
終始、積極的に攻めた吉川
 試合後、吉川は「相手の長いストレートに距離を詰め切れず、自分のやりたいことをやらせてもらえなかった。敵地で皆さんに『勝ってたよ、良かったよ』と声をかけてもらったが、自分としてはしっかりと攻略ができなかったので…」とコメントを寄せて悔しさをにじませた。
「この経験は今後、活きてくる」
野上真司プロモーター
 野上プロモーターは「アウェーということもあり、はっきりとポイント取れなかったら厳しいと思い、指示を出した。序盤は良いパンチも決まり、これはいけると思ったが、さすがに大声援を背に相手が盛り返してきた。(ソ選手は)パンチがあり、長い距離に戸惑ってしまい、なかなか抜け出せなかったが、7回の開始前に『ここから勝ちたければ全部取れ』と指示した。打ち終わりを狙われていたので、もう一歩距離を詰めて、相手が打たないといけないぐらいのプレッシャーをかけることによって、少しずつ打破できた。終わった瞬間、『(勝利に)届いたかな?』と思った。残念な結果になったが、敵地の中で終盤の追い込みを決めて、負けなかった梨優那は立派。この結果は必ず後々に活きると思う」と敵地で立派に戦い抜いた吉川を労った。

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