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ライトフライ級10回戦で行われるメインイベントに登場する堀川謙一(43=三迫)と高見享介(21=帝拳)は、両者ともに48.8kgで計量をクリアした。
計量を終えた堀川は、「減量は問題なかった。(試合では)しっかり準備してきたことを出します」と丁寧に答えた。対戦相手の高見とは、22歳の年齢差があるが「勢いがあって若い選手だが、経験の差が優位になるとは思わない」との考えを示した。
明日の試合がプロ62戦目となるが、これまでのキャリアを振り返って、「気持ちが切れることはなかった。もっとできることがあるんじゃないかなと思って、それを試したくなる」と、常に強くなるための努力を惜しむことはなかった。
計量に立ち会った加藤健太トレーナーは、「メンタルはぶれない。調子はいいです。(相手の)若さを跳ね返す」と、コンディションもメンタルも(問題ないと自ら)太鼓判を押した。
明日の第一試合に登場するカルーン・ジャルピアンラード(38=タイ)は、日本人選手との対戦も多く、2016年には、当時WBO世界スーパーフライ級王者だった井上尚弥(30=大橋)とも対戦した経験もある。この日の計量は、54.6kgでクリア。対戦する内構拳斗(24=横浜光)は、54.9kgで計量を終えた。試合は55.0kg契約8回戦で行われる。
スーパーバンタム級8回戦のリングに上がる村田昴(27=帝拳)は、55.3kgで計量を難なくクリア。米国でキャリアを積んできたが、「日本は、温泉やサウナがあるし、寒い時期の減量は心配していたが、やりやすかった」と笑顔を見せた。明日の試合には、自宅近くの沖縄料理屋さんが、声をかけて下さったとのことで、お店のお客さんが50人ほど応援に駆けつけてくれる。5戦5勝(5KO)のパーフェクトレコード中とあって、日本での人気も高まってきている。明日は、総勢100人の応援団が後楽園ホールに駆けつける。
ライト級に転級して2戦目となる丸田陽七太(26=森岡)は、60.9kgで計量をクリアしたが、対戦相手のプームリットデーット・チョンラトンダンムロンクン(22=タイ)が、2回目の計量も1回目と変わらず、700g超過の61.9kgで計量失格。明日の16時30分から64.5kgを上限とする当日計量を行うことで、両陣営が同意した。
計量を終えた丸田の表情は明るく、「ライト級になって、だいぶ楽になりました。以前は減量のための練習をしていたが、試合のための練習ができるようになった」と話した。バンタム級でデビューした2015年11月時点で175センチだった身長も、今では180センチにまで伸びた。明日の相手は、WBO-APライト級2位の実力者だが、成長期を経て、自身の体格にマッチした階級を模索する中で迎える大一番。2024年に大きく飛躍することが期待される選手が出揃う明日の後楽園ホールで、猛アピールを期待したい。