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八王子中屋ジム主催の「東京新宿歌舞伎町 BOXING」が26日、新宿FACEで開催され、熱戦が繰り広げられた。メインイベントでは、中島海二(21=八王子中屋)と2023年度全日本スーパーライト級新人王の川村英吉(24=角海老宝石)がスーパーライト級6回戦で対戦した。
全勝同士による一戦は、初回から大きく動いた。
全勝同士による一戦は、初回から大きく動いた。
ワンパンチで決めた!
開始から中島が右フックを叩きつけて積極的に攻めると、左フックでダウンを先取。絶好のスタートを切った。2回も中島は右アッパー、右フックと思い切りの良さを見せて攻勢。左ボディを返した川村だったが、劣勢が続いた。4回も中島がグイグイと攻め立てたが、川村はチャンスを逃さず、カウンターの左フックで痛烈なダウンを演出。10カウントを聞かせた。大逆転KO劇に会場は興奮のるつぼと化した。
「左フックだけを狙っていた」
ランキングを死守した川村は「内容は最悪。最後に決めた一発だけが良かった」と苦笑いを浮かべると、「トレーナーから『頭を振って』と言われて、リズムが取れるようになった。ダウンしてポイントも取られていたので、左フックだけを狙っていた」と、起死回生の一撃について振り返った。
「ランキングを上げていく」
「日本ランキングを守れて良かった」と安堵した川村は、「まずはA級に上がって、ランキングを上げていきたい」と抱負を語った。
「油断してしまった」
一方、一発に泣いた中島は「ロングレンジで戦うよう指示が出ていたが、相手が得意とする距離でもいけると判断して戦った。最後は油断してしまった。本当に悔しい」と唇を噛んだ。それでも「この敗戦を糧に頑張ります」と前を向いた。
佐々木尽(八王子中屋)
この日の興行は、DJブースを設置し、開場時やラウンド間に曲を流し会場を盛り上げた。さらに第4試合と全試合終了時には抽選会が行われ、WBOアジアパシフィック・ウェルター級王者の佐々木尽(22=八王子中屋)と川村がそれぞれ、くじ引きを引き、当選者には景品が贈られた。
取材に応じた佐々木は「メインイベントは勝っていただけに…」と、同門の中島の敗戦を悔しがった。イベント全体に関しては「4回戦の試合でも、自分が選んだ曲で別々に入場したり、いろいろな演出もあって良かった」と感想を語った。
取材に応じた佐々木は「メインイベントは勝っていただけに…」と、同門の中島の敗戦を悔しがった。イベント全体に関しては「4回戦の試合でも、自分が選んだ曲で別々に入場したり、いろいろな演出もあって良かった」と感想を語った。