志成ジムのホープが出陣!

　WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級8位の鈴木稔弘(27=志成)が15日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量に臨んだ。

　ここまで4戦全勝(3KO)の鈴木は、明日(16日)、後楽園ホールで開催される「LIFE TIME BOXING FIGHTS 19」スーパーフェザー級8回戦で、ジョン・ローレンス・オルドニオ(26=比)と拳を交える。試合の模様は、ABEMAで全試合ライブ配信される。

　鈴木はリミットの58.9kg、オルドニオは700gアンダーの58.2kgで計量を終えた。鈴木は、昨年8月に当時のWBO-APスーパーフェザー級1位のヴァージル・ビトール(26=比)を撃破し、ランキング入り。今回は、半年ぶりのリングだ。

　計量後に取材に応じた鈴木は「前戦は、前半に集中しすぎてしまい、後半に集中力が切れてしまった。トレーナーと組み立てについてしっかりと話し合い、修正してきた。明日は良い試合を見せたい」と意気込んだ。

熱い試合を見せる

　1月20日(土)に兄・鈴木雅弘(28=角海老宝石)が初回KO勝ちし、OPBF東洋太平洋ライト級王座を獲得した。会場で観戦したという鈴木は「すごい試合で、マネしようなんて思わない。試合前の兄の苦労を知っているので、いちファンとしてうれしかった」。

　「自分は器用なボクシングができるタイプではないので、明日も男と男の勝負。熱い試合を見せます!」と語った。

　高橋拓磨(30=志成)は、スーパーライト級8回戦でアフィシット・カエンロット(タイ)と対戦する。高橋は400gアンダーの63.1kg、アフィシットは700gアンダーの62.8kgでクリアした。

　昨年3月以来の再起戦に臨む高橋は「負けたことで何が悪かったのか、しっかりと向き合ってきた。明日は倒しにいこうとして、パンチを振り回すのではなく、冷静に組み立てたい」と復活を誓った。