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サウジアラビアの首都リヤドのキングダム・アリーナで23日(日本時間24日)、ヘビー級のトップファイターが集結した「Day of Reckoning(最後の審判)」が開催された。
メインイベントは、元世界ヘビー級3団体統一王者アンソニー・ジョシュア(34=英)とIBF同級2位オット・ワーリン(33=スウェーデン)によるヘビー級12回戦。
元WBC世界ヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(38=米)と元WBO世界同級王者ジョセフ・パーカー(31=ニュージーランド)は、WBC・WBOインターナショナル・ヘビー級タイトルを懸けて対決。
更にヘビー級10回戦で、元WBA世界ヘビー級王者ダニエル・デュボア(26=英)が、WBAヘビー級6位のジャレル・ミラー(35=米)と対戦した。
ジョシュアが棄権に追い込みTKO勝利
メインの舞台を任されたジョシュアは、初回からプレッシャーをかけて右ストレートを打ち込む上々の立ち上がり。サウスポーのワーリンは、なかなか攻め込めず。ジョシュアのジャブからの上下に放たれる右ストレートにも対応できないままラウンドが進んだ。すると5回、ジョシュアがカウンターの形で、右ストレートから左フックに繋げるとワーリンが腰を落とし、一気にチャージ。何とか凌いだが、ワーリン陣営は棄権を申し入れて試合終了。ジョシュアが5回3分TKO勝利で「Day of Reckoning」を締め括った。
パーカーが戦前の予想を覆す判定勝利
初回は、フットワークとジャブで様子を見たワイルダーに対して、パーカーも手を出さずに、ジリジリとプレッシャーをかけて緊張感を漂わせた。3回、パーカーの左フックとワイルダーの右アッパーが危険なタイミングで放たれ、会場を沸かせた。中盤に入ると、パーカーが左右のフックで攻め込み優勢に試合を進めた。ワイルダーは右ストレートを狙って行くも機能せず、終盤もパーカーが被弾を回避すると、強弱をつけたパンチでポイントをピックアップ。試合はそのまま終わり、判定の結果、3-0(120-108、118-111、118-110)で、パーカーが大方の予想を覆す勝利でWBC&WBOインターナショナル王座を獲得した。
デュボアが最終回にTKO勝利
当日計量で、この日のヘビー級選手たちの中でも最重量151.0kgを計測したミラーは、その巨体を活かしてプレスをかけていくと、デュボアはアウトボクシングで対抗。ミラーはロープ際などに押し込みフックを打ち込むが、次第にデュボアが上下にパンチを散らして、ペースを奪っていった。すると最終10回、デュボアが連打でミラーを追い込み、レフェリーが試合をストップ。10回2分52秒で、デュボアが再起に成功した。