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[近況報告]2023.12.22

矢田良太は高知で元気にしています!

 第54代日本ウェルター級王者の矢田良太氏(34)。現役時代は、「浪速のターミネーター」のニックネームで、記憶に残る激戦を繰り広げた、グリーンツダジムが生んだ個性派チャンピオンだったが、2021年11月の試合を最後にリングに別れを告げた。現在は、高知県宿毛(すくも)市の土佐文旦農場(松岡農園)で、農作業の日々を送っている。

 土佐文旦とは、東南アジア原産の柑橘類で高知県の特産物。果実は大きく、酸味のバランスが良く、食べ応えがあり、皮が分厚いため日持ちする果物だ。毎年2〜3月に出荷している。矢田氏によれば、今年から「チャンピオン文旦」と名付けた土佐文旦を作ったという。
高知に移住して2年
 矢田氏は、妻の実家の高知県に移住し、2年が経過した。「1年目は覚えることが多かったり慣れない環境で、大変だったが、農場の先輩たちに悩みを相談していくうちに、解決していろいろなことができるようになってきた」。現役時代は、1日10時間の猛練習でチャンピオンまで上り詰めた不屈の精神と持ち前の明るい性格で、農業の仕事にも慣れてきたようだ。
義父にノウハウを学んでいる
 それでも一朝一夕にはできず、「畑によって、土の特長が違う。同じ肥料をあげたからといって同じ味にはならない」と苦労はあるようだが、「師匠である義父からいろいろと勉強させてもらっている。わからないことは、義父にすべて聞いている」。
2月から出荷
 宿毛市宇須々木地区には松岡という名前が多いため、「松岡農園」の屋号の農場が3〜4件ある。「知り合いから『松岡農園で買いますね!』と言っていただけるのですが、ネットで調べると別の農場が出てくることがある。差別化を図るために」と、「チャンピオン文旦」と名付けたという。
ふるさと納税も行っている
 この時期に注文すると、2月には届けることができる。「今年からふるさと納税も始めました。全国に土佐文旦を広めていきたい!」と矢田氏は笑顔で語った。

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