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[試合後談話]2023.12.8

長いトンネルから抜けた!

 一力ジム主催の「第26回Fighting Bee」が8日、後楽園ホールで開催され全9試合で熱戦が繰り広げられた。

 第6試合女子アトム級6回戦では、同級6位のモンブランみき(31=一力)と同級9位の松尾亜生理(21=宇部)が対戦した。
モンブランみき(一力)がKO勝ち!
 初回から、モンブランがジャブからワンツーにつなげてペースを握ると、右ストレートでダウンを先取。2回、松尾のワンツーをブロックしたモンブランは、左ボディで動きを止めると、コーナーに詰めて連打で攻勢。最後は、右ストレートで決着をつけた。
「チャンピオンを目指す」
 5年ぶりに勝利したモンブランは「やっと勝てました!」と満面の笑みを浮かべた。「自分がやってきたことを信じて、リラックスして戦うことができた。泣きたいくらいうれしいけど、泣くのはチャンピオンになってから」と語った。

 モンブランが目指すのは、あくまでもチャンピオンだ。「チャンスがある階級で挑みたい」。4度目の挑戦での戴冠を誓った。
池田竜司(一力)が連敗脱出!
 メインイベントでは、元日本ランカーの池田竜司(28=一力)が、スーパーライト級8回戦でナタワット・マニーウォン(タイ)と拳を交えた。シャープなパンチで攻め立てるナタワットに対し、池田はジャブから組み立てると、3回に左ボディを痛打。ラウンド終盤にパンチをまとめてダウンを奪った。4回、池田は左ボディからありったけのパンチを浴びせて、レフェリーストップに持ち込んだ。
「まずは日本ランキング返り咲き」
 控室で取材に応じた池田は「移籍初戦で、まさかのメインイベント。試合前はかなり緊張した。相手がどうこうではなく、とにかく勝ちたかった」と、5年ぶりの勝利に安堵の表情を浮かべた。「(連敗中は)地元(広島)に帰っても、恥ずかしくて外を歩けなかった」。なんとしても欲しかった勝利を手にした。

 来年の抱負を聞かれると「まずは日本ランキング返り咲き。そして、またタイトルマッチの舞台に上がる」と言葉に力を込めた。
ここから上を目指す!

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