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[試合後談話]2023.11.7

木村蓮太朗がフィリピン戦士と激突!

 日本フェザー級6位の木村蓮太朗(26=駿河男児)が7日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル106&ふじの国 PROFESSIONAL BOXING4」のメインイベントに出場。スーパーフェザー級8回戦でジェイソン・ブエナオブラ(29=比)と対戦した。

 新たなスタイルを取り入れたという木村は、今年最後の試合をKOで飾ることができたのかーー。
完勝!
 サウスポー同士の一戦は、初回から木村が距離を詰めて、右ボディを好打。プレスをかけてボディにパンチを集めて攻め立てた。その後も、木村が積極的な攻撃で相手に付け入る隙を与えず。ダウンを奪うことができなかったが、終始、ペースを握り続けた。
「今日は10点以下の内容」
 囲み取材に応じた木村は「相手が予想以上にディフェンスが上手くて、日本人選手とリズム感が違って、やりにくかった。自分のディフェンス、スタミナ面は問題なかったが、攻撃面で課題が出た」と、大差判定勝ちにも笑顔はなかった。

スーパーフェザー級で日本タイトルを狙う

 プロデビューから3年が経過したが、ここまでタイトルには縁がない。「今は日本6位で世界なんて言える状況ではない」と話したが、「なにかきっかけを掴めば、一気に成長できる」と前向きだった。「来年は日本タイトルを狙っていく。まずは上位ランカーと戦いたい」と抱負を語った。
「左ストレートが効いた」
 拳を交えたブエナオブラは「とてもいい試合ができた。テンプルにもらった左ストレートが効いた」と淡々と振り返った。
大畑俊平(駿河男児)がA級昇格!
 第5試合、60.0kg契約6回戦では、大畑俊平(23=駿河男児)と新井志道(32=黒崎KANAO)が激突。ジャブから丁寧に組み立てた大畑が、2回にワンツーを好打しペースを掌握。3回、ワンツーから連打でダウンを奪うと、最後は右ストレートでフィニッシュした。
「日本ユース王座を目指す」
 試合後、取材に応じた大畑は「もっと近い距離になると思ったが、想定していたより前に出てこなかったので、自分から詰めてしまった。ただ、次のラウンドから修正できたと思う」と話すと、「自分は、基本的には判定勝ちを狙うタイプだが、効いたのがわかったので、『ここで仕留めにいかないと、ボクサーじゃない』と、倒しにいった」とKO劇を振り返った。

 大畑は、アマチュア42戦29勝(5RSC)13敗を経て、今年9月にB級(6回戦)デビュー。この試合で勝利し、A級昇格を果たした。

「長いラウンドの方が強い」

 「これから長いラウンドでの試合になるので、もっと自分の強みを活かすことができる」と自信を示し、「まずは日本ユース王座を目指す」と、11月27日(月)に後楽園ホールで行われる日本ユース・スーパーフェザー級王座決定戦、渡邊海(21=ライオンズ)対大谷新星(22=真正)の勝者との対戦を熱望した。

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