堤駿斗が発熱! メインは湯場海樹に変更

　Life Time Boxing Fights 17の前日計量が12日、都内のJBC(日本ボクシングコミッション)事務局で行われた。

　メインでWBA世界15位のルイス モンシオン ベンチャーラ(25=ドミニカ共)と対戦する予定だった堤駿斗(24=志成)が40℃以上の発熱。インフルエンザかコロナに感染した可能性が高いため、計量会場には姿を見せず、検査のため病院に向かった。これにより、明日のメインは湯場海樹(ワタナベ)とブンチュアイ・ポーンスンノーエン(23=タイ)によるサウスポー対決に変更された。

　メインのリングに上がる予定だったベンチャーラは、試合がキャンセルになったことを伝え聞くと、「ドミニカからマドリードとドバイを経由し、2日間かけて昨日午後1時に成田空港に着いたのに…」と頭を抱えた。

　メインに昇格した湯場は、66.4kgで計量をクリア。永田大士(三迫)、井上浩樹(大橋)らチャンピオンクラスを相手に、80ラウンド前後のスパーリングを消化したことを明かした。コンディションも良く「タイトル戦につながる、いい勝ち方をします」と試合に集中した。

　一方、メインのリングになることを伝えられたブンチュアンは、66.1kgで計量をクリアすると「相手もサウスポーなのは知ってるが、苦手意識はない」と表情を変えず、毎日3時間のトレーニングと30ラウンド程度消化してきた準備の成果を出すことに自信を示した。

　56.0kg契約8回戦を予定していた大湾硫斗(志成)は、800グラム超過の56.8kgだったため、この日の計量を55.1kgでクリアしたパイ・パーロップ(タイ)陣営と話し合い、明日、60.3kgを上限とする当日計量を行うことで合意した。