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OPBF東洋太平洋ミドル級王座決定戦が7日、後楽園ホールで開催された「第7回 WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のメインイベントで行われた。赤コーナーからリングインしたのは、”定位置”への返り咲きを目指す前チャンピオンの竹迫司登(32=ワールドスポーツ)。青コーナーは、アマチュア実績もある同級10位のマ・ウーヒョン(27=韓国)が陣取った。
10ラウンド53秒TKO勝利
試合中、ウーヒョンのパンチを被弾する場面があった竹迫だが、試合後の会見で、「デコでもらうなど、ダメージ少なく被弾していた」と、ほとんど無傷の顔で新たな取り組みを試していたことを明かし、セコンドについていた齊田竜也会長も「スタイルを変えている途中は、ボクシングが崩れることもある。途中、頭が右にいってたが、左に避けてたら、もっと早く倒せた」と1ヶ月間のアメリカ合宿の成果に及第点をつけた。
「ボクシングがしたかった。激闘すると前回と同じになるので、相手の隙を見て、タイミングを探っていた」と切り出した竹迫は「左軸から中心軸に変えたが、もう少し腰を落とせた」と具体的な課題も口にした。
米国合宿の成果が出た!
4ラウンド終了時の途中採点では、0-2とジャッジ2人がウーヒョンを支持したが、竹迫は「気にならなかった」。セコンドからの指示にも対応できたことに「試合中に修正できた」と冷静に戦っていた。
齊田竜也会長も及第点をつけた!
今後に関しては「ディフェンスから攻撃に繋ぐところが不安だった。攻撃のバリエーションを増やしたい。軽いパンチで崩して、強いパンチにつなぐ」と次戦に向けた取り組みを口にした。
ウーヒョンと健闘を称え合った!
控え室での取材が終わるタイミングで、ウーヒョンが竹迫に挨拶に来た。開口一番「強いですね」と、笑顔を見せたウーヒョン。竹迫も「気持ちが強くて、打たれ強かった」とウーヒョンのファイティングスピリッツを称えた。
採点表
今後は、WBO-APタイトルへの挑戦にも言及した齊田会長。竹迫は更なる成長を約束し、世界のベルトを目指すことを誓った。