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今年7試合目のリングに上がる日本ヘビー級チャンピオンの但馬・ブランドン・ミツロ(28=KWORLD3)が4日、都内のワタナベジムで練習を公開した。今週土曜日(7日)に対戦するウィリアムス・オカンドー(35=ベネズエラ)の戦績は、36戦24勝(20KO)11敗(10KO)1分。身長は188cmの右利き。
6月から毎月試合をしていて、次戦が5連戦の最終戦。「これまで多くの学びがあった。進化した姿を見せたい。自分が何を求められているかわかっている。あとは試合で見せるだけ」と、国内にはライバル不在でも、ヘビー級で世界の頂点を目指して、コツコツと試合を消化してきた。
ハイペースで試合を消化中!
亀田興毅ファウンダーは「短い試合間隔の中で、よくやっている。ヘビー級は、競技人口が多いがその分、マーケットがデカくて、ファイトマネーも大きい。まだまだキャリアを積んでいかないといけない。タイソンロード(※ヘビー級のレジェンド、マイク・タイソンは、キャリア初期に毎月のように試合をしていた)最終戦。どんな試合になるか楽しみ」と目を細めた。
今朝の時点で体重は115kgというミツロだが、一番重かったのは6月の試合時で127kg。徐々に体重は落としてきているが、「減量しているのではなく、腰の状態が良くなり、激しいトレーニングをしている中で自然と落ちた。最終的には100kg台前半(105kg)くらいまでにしたい」と述べると、「120kg以上の選手が強いのが今のヘビー級。吹っ飛ばされないようにと増量していたが、今は、どの体重がベストか模索しながら調整している」と考えを示した。
相手の印象を聞かれたミツロは「勝っても負けてもKOの選手。どっちが勝ってもKO決着になる。最後は自分が立っていることを信じて戦う」。
この日は、シャドーボクシングとミット打ちを2ラウンド披露。ハンドスピードを活かして、ジャブから重たい右フックを叩きつけて、迫力を感じさせた。
第19回アジア競技大会 が開催されている中国・杭州から昨日、吉報が届いた。ボクシング競技71kg級に、日本代表として出場中の岡澤セオン(株式会社INSPA)が決勝戦出場を決めた。これにより、決勝の結果を待たずして、岡澤はパリ五輪出場権を獲得した。1学年下の岡澤とは、大学時代(中央大学)3年間切磋琢磨した間柄。寮では同じ部屋だった。「うれしいし、良い刺激をもらっている」とミツロも茨の道を進む。