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日中平和友好親善5対5プロボクシングマッチ『G.O.A.T.MATCH』Vol.2に出場する日本人選手5名が29日、都内で発表会見を開いた。大会は10月28日(土)に後楽園ホールで開催される。
新日本木村ボクシングジムの田川CEOは、「中国のボクシング市場は成長しつつある。プロボクサーは107名から220名に増加。今大会を中国人ボクサーのための育成につなげたい」。前回は4勝2敗だったが、「日本選手のレベルはかなり高い。中国選手は、3年間に試合をしていなかったが、今回は同じレベルの選手同士の試合を組むよう努めた。中国が1勝できればいい」と急成長中の中国ボクシングを冷静に分析した。ただし、負け戦のための大会ではない。「第1回大会よりも1人少なくして5対5にした。各ジムと直接連絡を取って、マッチメイクした。雲南省の高山トレーニングを積んできた」と中国選手の躍進に期待を込めた。
「選手のモチベーションも高めたいし、応援するファンにも楽しんでもらいたい」という田川CEOは、特別賞として、KO賞を用意した。8回戦の試合には、1ラウンドKO賞30万円、2ラウンドKO20万円と、早いラウンドでの決着に高い賞金が設けられている。ちなみに8ラウンドKOは3万円。6回戦の試合の最高額は20万円、4回戦でも最高で10万円が贈られる。
この日登壇したのは、以下の5名。それぞれ、意気込みを語った。
金子 虎旦(帝拳)
渡邉 卓也(DANGAN)
辻本 純兵(帝拳)
苗村 修悟 (SRS)
中野 健斗(新日本木村)
メインイベントを任された金子虎旦(25=帝拳)は「プロ4戦目でメインをさせてもらえるので、責任を感じているが、やることをやって、がっちり勝とうと思う」と抱負を語ると、米国ベガス合宿に関して、「テレビで見てた人たちと練習をしたり、触れ合えた。あっちでやってきたことを忘れずにプラスにして練習してきた」と世界挑戦の経験者らとの実践練習に手応えを掴んだようだ。同門の先輩の村田昴(帝拳)と一緒にベガスで合宿したことで、試合前の取り組みなどを間近で見て多くを学んできたことに自信を深めた。
対戦相手のWBCインターコンチネンタルユース122ポンド王者ツァイ・ファン(中国)は、アマチュアの元中国代表選手。
前回の試合後、すぐに練習を再開していたという渡邉卓也(34=DANGAN)は「アジア圏内の試合に多く出場してきたので、日中親善試合に出場できて光栄に思う」と、再起戦の舞台を心待ちとした。その上で、「中国のファンも(ネット配信で)見ているので、負けるわけにはいかない」と気合を入れた。
対戦相手は、元K-1選手のリュウ・ウェイウェイ(中国 5戦4勝(2KO)1敗)。熱い試合が期待できる。
辻本純兵(29=帝拳)は「前回の韓国人選手の試合は、付き合ってダラダラしたが、1ラウンドKOボーナスもあるので、しっかり倒して勝ちたい」と、重量級マッチに寄せられるファンの期待に応える。
苗村修悟 (29=SRS)は、これまでに8戦して7KO勝利と「倒し屋」のイメージがあるが、「狙わずに本来の自分のボクシングをして、それがKOにつながればいい」と気持ち込めた。
日中親善試合の初戦を任された中野健斗(30=新日本木村)は「盛り上げて、勝ってバトンをつなげたい」と先鋒の責務を果たす覚悟を語った。