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[試合後談話]2023.9.17

北九州で白熱の激戦!

 折尾ボクシングジム主催の「北九州第一ライオンズクラブ PRESENTS ORIO BOXING FIGHT vol.13」が17日、福岡県北九州市の九州共立大学自由が丘会館にて行われ、全8試合でボクサー達が拳を交えた。

 メインイベントのスーパーウェルター級8回戦では、畑上昌輝(31=折尾)と宮本康平(27=真正)が熱い打ち合いで会場を盛り上げた。
畑上昌輝(折尾)が判定勝利
 序盤から軽快なステップと手数でペースを握った畑上は、フェイントを織り交ぜながら宮本を翻弄。要所でパンチをまとめて、見映え良くポイントをメイクした。対して宮本は打ち終わりに照準を合わせて左フック、右ストレートを好打。激しい打ち合いを展開した。最終回までもつれた試合は、猛追する宮本の強打を畑上がボディワークと手数でなんとか凌ぐと、ボディ攻撃を中心に盛り返し、打ち合いの中でゴングが鳴った。結果は、全般を通してペースを落とさず攻撃を展開した畑上が勝利した。
「一皮剥けた」
 5月に折尾ジムへ移籍するために長崎県から家族を連れて北九州へ引っ越してきたという畑上は「A級になって、初めて勝てた」と安堵と笑顔をこぼすと、「会長やトレーナー、迎えてくれた選手の皆からいろいろと吸収させてもらった」と振り返った。

 「会長の言う通りに作戦を遂行できた。試合中でも冷静にセコンドの声が聞こえた。そこが一番良かったです、本当に一皮剥けました」と語った。
「チャンピオンになるために」
 「前に出るつもりだったが、左フックをもらって作戦を変えた。宮本選手はパンチがすごく強かったので、ガードの意識はかなり高く持った。そこからセコンドと立てた作戦が上手くハマっていきましたね」と分析すると、「自分はチャンピオンになるためにここに来たので、本気で目指します」と強い意思を見せた。
「完敗です」
 一方、猛追した宮本だが「自分の持っているものを出せなかった。(畑上選手の)頭の位置が常に動いて的を絞りづらかった」と肩を落とすと、「全て自分が弱いだけです。完敗です」と言葉少なく悔しさを滲ませた。

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