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上原拓哉(27=三迫)と齊藤陽二(27=角海老宝石)が16日、つくばカピオで開催された「ダイナミックヤングファイト」のメインイベント、スーパーフェザー級8回戦で拳を交えた。
元日本ランカー同士による対戦は、初回から白熱の攻防を繰り広げた。
元日本ランカー同士による対戦は、初回から白熱の攻防を繰り広げた。
齊藤陽二(角海老宝石)がKO勝ち!
齊藤がパワーでねじ伏せた。初回は、サウスポー上原がジャブからワンツーにつなげて、丁寧なボクシングを披露。しかし、齊藤は被弾をものともせず、プレスをかけると左ボディを好打。2回以降、徹底的にボディに狙いを定めた。上原は偶然のバッティングで左目上をカットした。4回、齊藤は右ボディアッパーから左フックでダメージを与えると、5回に右フックを決めて、レフェリーストップに持ち込んだ。
勝負を決めたボディ攻撃
メインイベントを締めた齊藤は「4ラウンドでストップ寸前まで追い込んだので、もう一度その場面を作ったら終わると思った。ボディが効いているのがわかったが粘られた。もう少し早く仕留めることができた」と淡々と試合を振り返った。
勝った試合はすべてKO勝ちだ。「アマチュア時代、勝ったと思った試合が負けになったので、完全決着を意識している」。
勝った試合はすべてKO勝ちだ。「アマチュア時代、勝ったと思った試合が負けになったので、完全決着を意識している」。
「ランキングを取り戻す」
今後の目標を聞かれた齊藤は、「自分より弱い選手がランキングにいるのは嫌なので、とりあえずランキングを取り戻す。誰とでも戦う」と抱負を語った。
「冷静になりすぎてしまった」
一方、控室に戻ってきた上原は「ボクシングは難しいですね」とポツリとこぼした。「初回の動きを最後まで続けたかったが…。作戦を遂行しようとしすぎてしまった。今日は冷静になりすぎてしまった」と敗因を挙げると、「課題が見えた。一皮むけて出直します」と再出発を誓った。
加藤健太トレーナーは「いつも熱くなりすぎてしまうので、冷静に戦うように指示を出したが、言いすぎてしまった」と語った。
加藤健太トレーナーは「いつも熱くなりすぎてしまうので、冷静に戦うように指示を出したが、言いすぎてしまった」と語った。