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日本ミニマム級7位の石井武志(23=大橋)が12日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル104」のセミファイナルで、元OPBF東洋太平洋同級王者でWBC(世界ボクシング評議会)同級15位のリト・ダンテ(33=比)と拳を交えた。
8戦目で世界ランカーに挑んだ石井と、キャリア36戦のダンテが真っ向からぶつかり合った。
8戦目で世界ランカーに挑んだ石井と、キャリア36戦のダンテが真っ向からぶつかり合った。
リト・ダンテ(比)が接戦を制した
石井がプレスをかけて、左ボディを叩くが、ダンテはガードでブロックすると、右カウンター、右アッパーを好打。ダンテが老獪さを見せて、ジャッジに攻勢をアピール。しかし、石井は気持ちを切らさず、徹底的に左ボディに狙いを定めると、ダンテは失速。グイグイと攻め立てた。最終8回、ダンテはスタミナの消耗が激しい石井に右フックをヒットし、明確にポイントを奪った。採点は割れたが、ダンテに軍配が上がった。
「タケシはパンチがあった」
激戦を制したダンテは「ボディは効いたが、よく考えながら戦うことができた。タケシは、タフでパンチ力がある良い選手だった」と安堵の表情を浮かべ、日本の若武者を称えた。
「ここから這い上がる」
一方、初黒星を喫した石井は「左ボディを効かせてチャンスだと思ったが…。最後は疲れてしまった」と気丈に答えると、「この経験を糧に頑張ります」と前を向いた。
採点表