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初勝利を目指す内藤大起(21=川崎新田)と林勇汰(26=花形)が22日、後楽園ホールで開催された「ホープフルファイトvol.40」第5試合、スーパーバンタム級4回戦で激突。
初回に2度のダウンを奪った林だが、予期せぬ出来事が起こったーー。
初回に2度のダウンを奪った林だが、予期せぬ出来事が起こったーー。
右:林勇汰(花形)が初勝利!
林は初回、右フックで立て続けにダウンを演出。フィニッシュまであと一歩まで迫ったが、体がもつれて倒れた際、右ふくらはぎを負傷。ラウンド終了後は、足を引きずりながら戻った。2回、内藤は左ボディを突き刺し反撃したが、林はボディにパンチを集めて譲らず。3〜4回は、内藤が徹底したボディ攻めで挽回した。ジャッジ2者が林を支持。5戦目で初勝利を挙げた林は、リング上で歓喜の涙を流した。
「ジムに恩返しができた」
試合後に取材に応じた林は「今までだらしないボクシングで、結果を出すことができなかったが、やっとジムや応援してくれる人に返すことができた。感謝しています」と声を弾ませた。
右ふくらはぎを負傷した中で乗り切った
右ふくらはぎがつってしまい、ピンチに見舞われたが乗り越えた。接骨院でストレッチトレーナーとして働いている林は、ラウンド中にセコンドにお願いしてストレッチしてもらい、なんとか動く状態にしてもらったという。さらに「ずっと痛かったが、右足に体重を乗せないように戦った」と、冷静な判断が勝利を呼び込んだ。
花形進会長
2016年11月にデビューした林だが、ここまで4戦2敗2分と勝ち星に恵まれなかった。「前回の試合で辞めようと思ったが、会長から『俺も5度目の挑戦で世界を獲った。5回目で勝つかもしれないから、決して諦めるな』と言われて続けることができた。勝つことができて、本当に最高です!」と花形進会長に感謝した。